(承前)
若林奮さんの、第27回中原悌二郎賞(1996年)受賞作。
若林さんは1936年生まれ、2003年歿。
現代美術、彫刻の世界では、つとに知られる存在であるが、筆者は、彼についての評伝「犬になった彫刻家」(酒井忠康著、みすず書房)も、彼と批評家前田英樹さんとの対談「彫刻空間」(書肆山田)も読んでおらず、晩年に東京都の廃棄物処理場の反対運動に加わったいきさつについても知らないため、彼については何も書く資格がないことを、ここに正直に書いておく。
それにしても、2度にわたってヴェネツィアビエンナーレに出品し、戦後を代表する美術家のひとりとまで言われながら、彼の功績を平易に書いたテキストがなかなか見当たらないのには閉口した。
自宅に帰れば、昔の美術手帖などにあるいは、その種のものが掲載されているのが見つかるのかもしれないが…。
※2012年7月3日、生年を訂正いたしました。
若林奮さんの、第27回中原悌二郎賞(1996年)受賞作。
若林さんは1936年生まれ、2003年歿。
現代美術、彫刻の世界では、つとに知られる存在であるが、筆者は、彼についての評伝「犬になった彫刻家」(酒井忠康著、みすず書房)も、彼と批評家前田英樹さんとの対談「彫刻空間」(書肆山田)も読んでおらず、晩年に東京都の廃棄物処理場の反対運動に加わったいきさつについても知らないため、彼については何も書く資格がないことを、ここに正直に書いておく。
それにしても、2度にわたってヴェネツィアビエンナーレに出品し、戦後を代表する美術家のひとりとまで言われながら、彼の功績を平易に書いたテキストがなかなか見当たらないのには閉口した。
自宅に帰れば、昔の美術手帖などにあるいは、その種のものが掲載されているのが見つかるのかもしれないが…。
(この項続く)
※2012年7月3日、生年を訂正いたしました。