昨年7月にオープンした札幌市北3条広場を舞台に、雪と光を利用して札幌の冬の魅力を発信しようという「さっぽろユキテラス」。
フライヤーには、「Frontier Star」と「Snow Box」の二つが紹介されていますが、氷の家に宿泊するプロジェクトも同時に行われているようです。
宿泊者はすでに決定しているようで、家の内部をのぞくことはできません。
「Frontier Star」については、ごめんなさい、最初写真を見たときには、「オノ・ヨーコのImagine Peace towerみたいだな」と思っちゃいました。でも、実際に近づいて見ると、ぜんぜん違います。
地上から天に向かってサーチライトの光がまっすぐに伸びています。
しかし、5本ある光の柱は、空中でひとつになります。
ちょうどこの場所が、道庁赤れんがの正面であることから、開拓使のシンボル五芒星をイメージしているようです。北3条通りは、開拓使麦酒工場(現サッポロファクトリー)にも通じる、歴史のある道です。
この光の特徴は、天候によって見え方が変わること。
曇り空だとこんな感じです。
雪がちらつくとまた美しく見えることでしょう。
ちなみに、少し離れた場所でも、上空に、光の柱の尖端は見えます。
左の写真は北4西2、東急百貨店の南側から見た空です。
なお、この柱自体は動きませんが、時間によっては明滅しているようです。
一方、こちらは「Snow Box」。
雪の起伏をセンサーで計算し、その高さに応じた色や映像を、上からプロジェクターで投影することで、色や形の雪のオブジェができます。
色や形が刻々と変わるさまは、プロジェクションマッピングのようでもあります。
まあ、雪とITをミックスしなくてもいいのかもしれませんが、これはこれでなかなか楽しいと思うし、冬は閉じこもりがちな札幌市民を外に引っ張り出すには、いろいろ試みた方がいいのでしょう。
2015年2月2日(月)~11日(水)
Frontier Star 7~10pm / Snow Box 5~8pm
札幌市北3条広場 (中央区北2西4・北3西4)
□ http://www.yukiterrace.com/