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上遠野敏さんの東京・青森(5) 縄文と現代

2006年10月22日 00時07分20秒 | 読者からの投稿
●青森県立美術館
「縄文と現代」 2006.10.7~12.10

青木淳の青森県立美術館は地下にすっぽりとはまった空間構成でなかなかエネルギーを感じさせました。縄文の聖地ですものね。
エントランスから地下へ誘導するのはベルリンのユダヤ博物館みたいでした。
「縄文と現代」展は小谷元彦が良かったです。札幌芸術の森美術館での「ガンダム」展でも秀逸な写真作品を見せてくれましたが、彫刻の作品は初めてでした。造形力の確かさとコンセプトがかみ合って、すばらしい作品を作ります。
岡本太郎の写真はすごい。恐山、オシラさまなど迫真の眼力で切り取っています。やはり、縄文を発見したのは岡本以外に考えられないのであります。
現代と言えど・・東京近代美術館にあるような、戦後の美術系譜を見てるようでした。地元の方の啓蒙としては必要なことなのでしょうが、もう少し新鮮な作家がほしいところでしたが、各地から集められた縄文土器と美しい調和を見せていました。好企画。

常設は地元ゆかりの作家が個展形式であり適度な見応えがありました。
シャガールの緞帳4面もありました。手描きです。
(JR青森駅からバスで25分。1時間に1本程度のシャトルバス:300円があります。お隣は三内丸山遺跡)

■関連資料
図録、こちらも予約受付中。連絡先を書きました。値段等も未定。

 (写真は、青森県立美術館 青木淳設計 地中が展示場)


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