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蒼野甘夏さんが第30回損保ジャパン美術財団選抜奨励展で秀作賞を受賞していた

2011年07月04日 22時54分08秒 | 情報・おしらせ
 これ、最近まで知らなかったです。ごめんなさい。

 「損保ジャパン美術財団選抜奨励展」は、団体公募展と、全国の学芸員や美術評論家の推薦を受けた画家の作品を展示するもので、画壇系では知名度の高い賞だと思います。
 もうひとつ有名で、やや現代美術寄りとされている「VOCA(ヴォーカ)展」は、北海道から推薦された人がなかなか入賞しないのに対し、この損保ジャパンの方は、福井路可、西田陽二、矢元政行、木村富秋、波田浩司の各氏がこれまで受賞しており、北海道と縁が深いといえそうです。

 その、縁の深い賞の第2席を、新進の日本画家である蒼野甘夏あお の あまなつさんが「金星に橇滑猿図」(2010年 岩絵具・和紙)で受賞していました。おめでとうございます。

 蒼野さんの作品には、いわゆる明治期以後の「日本画」ではなく、江戸期以前の金屏風などにさかのぼって、「日本画」そのものを再考しようという狙いを、かぎとれるように思えます。
 宗達光琳派の現代的再解釈、といえば、安直にまとめすぎでしょうか。



□STVエントランスアートのページ http://www.stvkohatu.co.jp/entransart/exhibition/2011/087aonoamanatu/087aono.html

http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/056.html

 展覧会は、2011年2月26日(土) - 4月3日(日)=月曜休館=に、東京・新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開かれていました。



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