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雄武への旅・1~オホーツクところどころ(3)

2011年06月15日 23時49分09秒 | つれづれ日録
 直前のエントリで書いた通り、オホーツク管内雄武おう む 町に出張のため行ってきた。

 道民の方には説明不要だろうが、北海道はあまりに広いため、14の支庁(現・総合振興局、振興局)に分割している。いろいろな団体も14の支部に分かれていることが多い。
 オホーツク管内もそのうちの一つなのだが、管内の中央部にある北見市から、管内の北西の端にある雄武町まで、車で3時間以上かかる。
 管内の東の端にある斜里や清里からだと、いったい何時間かかるのだろう。
 14に分割してなお、本州のふつうの府県よりも広いのだ。



 当初、公共交通機関で行こうと考えた。
 オホーツク管内は、石北線と釧網線以外の鉄路はすべて国鉄民営化の際に廃止されているので、北見からJRで遠軽えんがるまで行き、その先はバスに乗るしかない。
 遠軽から紋別までバスに乗り、紋別で雄武行きに乗りかえることになるのだが、紋別-雄武間のバスは1日5往復しかないため、時間のやりくりがつかず、バス利用はあきらめざるを得なかった。


 北海道は自動車がないと、どうにもならないところが多い。

 会社の車を自分で運転していく。

 最初は日帰りのつもりだったが、遠いので、会社のひとびとに1泊をすすめられ、急きょ前日の夕方出発することになった。
 そのため、自宅に寄って、着替えなどを積んでいく。

 ここで、ちょっと特筆すべきことがあった。
 北見・三輪の自宅からなんと遠軽町生田原まで1度も信号にひっかからず、ノンストップだったのだ。
 この間、42キロ。

 遠軽町市街の手前のコンビニで缶コーヒーを飲んで休憩した後、市街を縦断。
 遠軽と湧別ゆうべつの間は、けっこう交通量が多く、対向車がとぎれない。

 湧別から左折すると、畑がなくなり、牧場と原野と森林の繰り返しになる。
 さびしい風景である。

 紋別のバイパスを通り過ぎる。
 紋別は、人口2万3千人ほどではあるが、このへんでは一番の都会のため、バイパス沿いにはロードサイド型の量販チェーン店がいくつか並んでいる。
 ケーズデンキやケンタッキーフライドチキンなどである。「しまむら」の裏手が原野であるのは、すごいと思った。


この項続く)


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