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ニトリの美術館「小樽芸術村」、7月9日先行オープン

2016年04月18日 21時47分51秒 | 新聞などのニュースから
(追記。新しい情報はこちらの記事をお読みください)

 北海道新聞、2016年4月16日付朝刊2面から。
 「明らかになった」という書きぶりは、発表ものではなく、独自に取材した記事だと思われます。

 【小樽】ニトリホールディングス(HD)が小樽運河に近い小樽市中心部の歴史的建物3棟を活用して開設する美術館の詳細が明らかになった。全体の名称を「小樽芸術村」とし、7月9日に2棟をガラス美術品の展示館として先行オープンさせる予定だ。目玉は、19世紀英国の約70組140点に及ぶステンドグラスコレクション。フランスのエミール・ガレら世界的ガラス作家の作品も多数ある。残る1棟は来春以降の開館を目指し、横山大観らの絵画展示を検討している。同社は「世界中から人が集まる名所にしたい」という。

 先行オープンするのは1923年(大正12年)建築の旧高橋倉庫と35年(昭和10年)建築の旧荒田商会の建物。旧高橋倉庫には、英国の教会に飾られていたビクトリア朝時代のステンドグラスを展示する。幅4メートル、高さ5.4メートルにも及ぶ大作などをずらりと並べる。

(中略)

 旧荒田商会には19世紀後半~20世紀前半に活躍したガレやドーム兄弟らの器やランプシェードなどのガラス作品が並ぶ「アール・ヌーボーの部屋」を設け、約100点を展示する。(以下略)


 この日の関連記事によると、ニトリは、横山大観や東山魁夷、岸田劉生、「東海道五十三次」(記事には浮世絵とあったけど、要するに広重ですよね)なども所有しており、小樽で公開される可能性もあるとのこと。

 小樽にはすでに「北一ヴェネツィア美術館」という施設もあります。
 やはり、観光客がメインターゲットとなると、小樽イコール・ガラス、というイメージが強いのでしょうか。

 しかし、7月は早いですね。

 企画展なども開いて、北海道の美術界に新しい風を吹き込んでもらいたいと思います。




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