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【告知】第1回本郷新記念札幌彫刻賞記念シンポジウム 環境に生きるかたち―パブリックアート、ふたたび

2014年06月18日 01時11分00秒 | 展覧会等の予告
 2014年6月20日(金)の行事です。
 主催は、本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市芸術文化財団)。
 定員100人、予約不要。

 シンポジウムは、午後5時からの本郷新記念札幌彫刻賞の受賞者発表に引き続いて、5時15分から行われるのですが、パネリストが豪華! この顔ぶれが札幌でそろうことはめったにないと思います。
 パネリストは次の5氏です。

・酒井忠康 世田谷美術館館長
・建畠晢  京都市立芸術大学学長
・植松奎二 彫刻家
・阿部典英 美術家
・佐藤友哉 札幌芸術の森美術館館長

 追加して説明しますと、酒井さんは世田谷美術館の前は、神奈川県立近代美術館の館長でした。「彫刻の庭」「彫刻家への手紙」「画家の日記」など多数の著書、「劉生日記」などの編著があります。後志管内余市町の出身です。
 建畠晢さんは美術評論家、詩人です。朝日新聞などの美術評を担当していたこともあります。
 植松奎二さんは日本を代表する彫刻家のひとりです。1988年のヴェネツィアビエンナーレに出品。中原悌二郎賞の優秀賞も受けています。
 残る2人は地元・札幌からの出席なので、ご存知かと思います。

 会場は、道新プラザDO-BOX(札幌市中央区大通西3 北海道新聞社1階)です。間違えて、宮の森に行かないように。


 なお、6月18~21日の午前10時~午後5時(20日と最終日は午後3時まで)、1次選考を通過した作家5人の作品模型を、賞の関連資料とともに展示します。
 この5人は、北川太郎(兵庫県姫路市)、佐藤一明、谷口顕一郎、藤沢レオ、松田郁美の5氏。
 資料では、谷口さんは「札幌市」となっていますが、ベルリン住まいが長いはずなのですが。


 フライヤーには、開催趣旨について、次のように書いてあります。

札幌に生まれ、全国に数多くのモニュメントを制作した彫刻家・本郷新
(1905~80)。本郷新記念札幌彫刻美術館では、本郷の功績を記念し、
1983年(昭和58年)以来隔年で全国の優れたパブリック・アートに対し「本郷
新賞」を授賞してきました。本賞は、30年という節目を機に、「本郷新記念
札幌彫刻賞」と名称を改め、50歳未満の若い芸術家の活躍を支援する新
しい賞として生まれ変わります。受賞作は札幌市中心部に新設される大通
交流拠点地下広場(平成27年春完成予定)に約3年間設置され、本郷新
記念札幌彫刻美術館において受賞作家の個展も開催されます。

本賞を記念し、パブリックアートを再考するシンポジウムを開催します。現
在のパブリックアートは、我々を取り巻く自然環境あるいは社会的・文化的
環境のなかで、本郷新が活躍した時代とは異なる多様なあり方を養成さ
れています。今日的な文脈において、空間のなかにかたちを占める彫刻・
立体造形が果たしうる役割とは何なのか、今あらためて問い直します。



 え~、筆者は職場からすごく近い会場(笑)なんですが、時間内に行けるかどうか微妙であります。


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