「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

お坊さんは恋の歌がお上手

2016年05月17日 | 日記

               

今日は久しぶりにトリプルプレーの一日でした。

第一ラウンドは、茶杓け刷り。
今日で4本目になります。
茶杓は削る技量も必要ですが、
まずどのような竹を選ぶかで、その茶杓の魅力は決まりますね。
あとは銘ですね。。
三拍子そろって、楽しめる茶杓になるような気がします。
目標はひとまず10本です。
その中で一本に記念に銘を付けていただいて、
筒を添えたいと思っています。

第二ラウンドはサントリー美術館の「広重」
今日は美術館としてはお休みで、会員のための一日です。
そのビビットな色を目に焼き付けてきました。

クオリティーの高い初刷の作品が並び、
後刷と比べられる作品もあり、
繊細な表現と、色の鮮明さが際立っていました。

最後の第三ラウンドは「建礼門院右京大夫集」を読む講座。
恋の歌が出てきた流れで、
おまけで味わった二首。

・疎くなる人を何とてうらむらむ知られず知らぬ折もありしに
                     ( 西行法師)

・わが恋は松を時雨の染めかねて真葛が原に風さわぐなり
                     ( 慈円)

作者はどちらもお坊さんです。
そしてどちらも恋の歌。
お坊さんは恋の歌がお上手なのですね。
そんなこともわかり、
講師の先生のおかげで、面白く興味深い勉強をして、
今日一日、瞬く間に過ぎました。

        

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