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第36回伊奈信男賞、受賞パーティ

2011-11-30 | photo
ニコンサロンで開催された写真展から
最優秀作品を選定する伊奈信男賞
今年で36回目にもなる。

今年の受賞作は韓国の写真家李尚一氏の
「光州 望月洞」
。1984年の「光州事件」と
向かい合ってきた作品だ。



時の全斗煥政権がデモ隊に向けて発砲命令を下し、
190人余りが死亡、900人余りの負傷者を出す事件。

その犠牲者を集めたのが望月洞墓地であり、李氏は、
84年から現在まで写真を撮り続けている。

なぜか。李氏は、意に反して軍人の立場で市民に
銃口を向けた経験をもつ。その後悔と自責の念が
長い活動になった。



受賞パーティ会場である新宿ニコンサロンに
遅れていくと、盛況でごった返している。
こんな賑わっているパーティも久しぶり。
立錐の余地もない。

たくさん提供されたとみえる料理皿は殆ど空。
ワインが次々と注がれているところだった。

李氏の写真を見るどころではない。人波で、
壁も写真も覆われているから。挨拶や話で
大賑わい。



紹介いただいたのが、日本在住の韓国人写真家。
声をかけたら、プロジェクトで来日中の
ノルウェーの写真家。また紹介されたのが
新潟から上京中の写真家・・

東京人はおらんのかぁと思ってたら、
銀座のギャラリーディレクターを紹介される。

いつまでも会は盛りあがる。伊奈信男氏の息子さんと
おぼしき人を見かける。ニコンの写真文化支援の深さの
一端をかいまみる。

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