goo blog サービス終了のお知らせ 

やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

野菜の発生起源は意外に狭い?

2011-08-15 | 農・生物
トマト、ジャガイモは南米が原産だとか、
スイカ、ゴマはアフリカから来ただとか、
野菜の原産って意外性もあるから話題になる。

農業でもトマトは水をやらない方が美味しく
なるのは南米が原産だからだとか話しにでる。

これを遺伝的に研究した人がいることを知る。
ロシア人のバビロフ(Vavilov)で『遺伝子中心説』
(1928年)を提唱し、栽培植物の起源や地理的中心地
を推定し、8大中心地を定めたそうだ。

ここが参考に引用している
講談社世界全地図はわかりやすい;


バビロフ達の研究をふまえてアメリカ人のハーラン(J.R. Harlan)が
提唱した作物起源の図(1975年)は抽象度が高い;


ここをみても野菜の起源はわりと狭い範囲なんだと驚く。
「山岳地帯や砂漠に隔離されており、古代に各地域で独立的に
 作物化が進められたことが推定される。」

しかもそれらが文明の発祥の地と重なるから面白い;
「作物の起源中心地域は、いずれも古代文明の発祥の地とほぼ一致
 しており、古代文明は農耕の発達によって興ったものであろう。」

古代文明は大きな河川も必要としているけど、
野菜や穀物が育つところで生まれたとも
言えるのかもしれない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。