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ねがうこと、ゆだねること

玩具フィルムと錦影絵の上映会

2014-09-21 | 映画
地元ギャラリー◯ミさんの「玩具フィルム手回し活動写真上映会」の
第4回目に行く。初回に行って以来。 松本夏樹さんが18才以来集めに
集めはった数百本の玩具フィルムを、活動写真上映会再現風で観る会。

初回は弁士デビューだったマグチユウキさんが、活動弁士担当。松本
さんが最初に解説をするだけ。今回も解説も面白かったんだけど、活
動弁士が映画でうまれた職業というより、江戸時代から脈々とつなが
っている語りの文化だという指摘が一番心に残る。

文楽もそうだけど、たとえば江戸には錦影絵というガラス絵を木製幻
灯機で写しながら、幻灯機の箱をもって動かしたり、語りをしたもの
があったとか。


写真とイラストはこちらからピックアップ

そしたら、なんとお客さんで一番前で観てはった骨董屋さんが、錦影
絵と木製幻灯機を持ってきはって、松本さんが苦心して彼の幻灯機で
映し出すことに成功!

 
右が松本さん、左がマグチさん。写った時の感動の瞬間


その映像。こういうキャラクターを動かしながら投影してたんだね。

持ってきた骨董屋さんも投影された映像は初めてと興奮ぎみ。今回は
2日間4回開催されたんだけど、ラッキーな回に参加した!



話が前後したけど、活動弁士による玩具フィルムも堪能する。


『アヒルのお手柄』(イメージはこちらから)


『お好み安兵衛-花婿の巻-』(イメージはこちらから)阪東妻三郎 主演 1932年


『砂煙高田馬場』(イメージはこちらから)上の『お好み安兵衛』のパロディアニメ。


『冒険ダン吉』(イメージはこちらから)


『日の丸旗の助-大捕物の巻-』(イメージはこちらから)

また11月には5回目を開催するそうなので楽しみ。また個人が満州国
を撮影したこれまた貴重なフィルムを公開する企画展が9月22日から
10月11日まで、武蔵野美術大学美術館・図書館イメージライブラリー
『映像に残された満州』と題してビデオ展示するそうだ。行ってみたい。

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