やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

日本最古の短篇アニメーション映画

2014-01-13 | 映画
昨年11月にオープンした地元のギャラリー◯ミの
第一弾=野性味あふれるリースは壁に飾って毎日
楽しんでる。

第二弾は「玩具フィルム手回し活動写真上映会」で、
黎明期の短編映画の上映会。これにもやれる!

会場は12名で一杯っていうし、「玩具フィルム」だ
から冷やかし半分行ったら、驚きの連続。



まず、用いられているのは35ミリフィルム、当時映画
館興行で使われたモノと同等レベルやないの。

プログラムの1本目が「なまくら刀」。これが、大正6年
(1917)に作られた、映画館上映用短編アニメーション
で日本最古、と聞いて期待と興奮が高まる。



切れない刀を買わされた武士が坊主、飛脚らを相手に試し
切りしようとするが、逆に打ち負かされる物語。2分。1
尺(=約1フィート)16コマのアニメーションが2メート
ル先のスクリーンに小気味よく動く。

音楽がつくのはトーキーからだから、まだ音楽はなし。
カタカタとフィルムを回す音と、活動弁士の声の小さい
声が、部屋で充溢する。



活動弁士役と、手回しフィルム技師役を兼任しはった松
本夏樹さんが2007年、「なまくら刀」のフィルムを発見。

大阪の四天王寺境内の骨董市で、紙筒状のフィルムケース
が無造作に置いてあったそうだ。日本のアニメ映画創始者
の一人、幸内純一っていう人の作品が「発見」される瞬間。



それ以前に松本夏樹さんは日本最古の35mmのアニメーシ
ョンフィルムも京都の旧家から発見してはる。セーラー服
の少年が振り向いて敬礼するという動作のアニメ。これも
見てみたいなぁ。



上映会での他のアニメーションについてはまた明日でも。
引用したアニメーション映像は、松本夏樹さんのサイトより。
彼の記事はたくさんあるけど、このインタビューも秀逸。

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