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ねがうこと、ゆだねること

「クローゼットとマットレス」はかない建築展

2013-10-21 | art
銀座エルメス・フォーラムで開催中の2人展「クローゼットと
マットレス」
を見る。11/30まで。先日書いた表参道エスパス
ルイ・ヴィトンと双璧をなす、フランスブランドの現代アート
ギャラリー。

プログラムも面白いことが多いし、同じく無料。カタログが無
い点が劣るけど、それは無いものねだりw



チリの建築家スミルハン・ラディックと彫刻家マルセラ・コレ
アの二人(パートナーだそうだ)が共同でつくったインスタレ
ーション「はかない建築」シリーズの二つ。



アーティストとして追求していきたいのが『危うさ』や『隠れ
場所』といったテーマだとか。ベニアでできた本当はかないク
ローゼットに靴を脱いであがると、外光がオレンジ色となって
包まれて、暖かい気持ちになる。

狭い空間にボク一人だったので、隠れ場所に入り込めた子ども
の気分になれる。外界は広い空間が静かに広がっている。



マットレスは紐でつるすことによって、新しさと躍動感のあるも
のとして表現したそうだ。落ちてくるって危うさはなく、ゆすっ
たり押してみたくなるけど、触るのは残念ながらNG。



マットレスの作品は2003年にチリでも発表したものの改作版。

彼らが制作する「はかない建築」の中でも、土でできた球はと
ても面白そうだった。煙もでてるしwフンコロガシが転がして
そうだけど、写真で見る限りは高さは3~4メートルはありそう。



建築家スミルハン・ラディックはチリでいくつもの建築物を手が
けている人で、TOTOギャラリー間の25周年記念展で、ローカル
文化にこだわる7組の建築家の1人として紹介されていた。