やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

高泉淳子さん×あつ子バルーさん

2012-05-25 | art
サラヴァ東京で行われた「喋りたがりアツコ
× 聞きたがりアツコ
」を観にいく。前者の
アツコは解散しちゃった劇団=遊◎機械/全自動
シアターの高泉淳子さん。後者はオーナーの
あつ子バルーさん。

2部構成になっていて、1部はあつ子バルーさんが
聞き役となって高泉淳子さんに演劇の話を聞く。
2部はフレンチポップスからジプシージャズまで
バンドバックに高泉淳子さんが歌う。

1部で面白かったのが二人が二十年来のつきあい
であること。高泉さんが、小学生1年の時に、
自分の仕事を探そうって思って豆腐屋さんに
弟子入りしたこと。

デキがわるい豆腐でも目の前のお客に売るって
いうことが性にあってるって発見したそうだ。
以来、役者稼業していても、映画テレビの芝居に
でれないのは目の前にお客がいないからだそうだ。



簡単なワークショップもひらかれて、『ハムレット』の
オフィーリアとハムレットの科白をあつ子バルーさんや
観客によんでもらう。

演技は作っては駄目だというのが一貫した持論。だれかに
なりきろうって役者も作る人が多いけれど、その必要は
ないって。

なぜならいろんな経験がいっぱいに詰まっているから、
しかもみんな多かれ少なかれ作って毎日くらしているから、
というのは面白い。

自分のプロフィールは財産なんですよっと言われると、
舞台で活かすわけではないけど、自分が共感できる源泉は
自分のプロフィールにあるのかも。


2部では高泉さんはいろんな役に変身しながら歌う


演じても歌ってもすごい集中力。「こんにちは」っていうのは
今日だけっておもって生きようって意味なんですよ、っていう
ことを全身で表現している。