やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

紫とうもろこしと鮭児

2009-10-03 | 
今日は農作業は大雨に中断させられ
お茶タイムが長かった。

それでも柿、フェネルに
紫とうもろこしを収穫した。

ふつうのとうもろこしの背丈より
半分くらいなので風に強い。

おまけに一つの苗にいくつもなるから
生産性が高いそうだ。



その黄色い小さい房の皮をむくと
小豆に似たような紫色をした種がびっしり。
虫も侵入していないからとても美しい。

茹でて食べたんだけど、もちっとしていることも
小豆に似ている。

最近のとうもろこしはスイートコーンと称して
変に甘いのもあるけど、そんなことはなく素朴で
美味しい。



帰り道に「ポラン広場」の元祖である
有機八百屋「あひる」に立ち寄る。

海野くんが魚の行商をする日だ。
彼は2代目で毎日築地に通い、
仕出し弁当などを作っている。

それがちょっと興奮気味に、
「今日は鮭児がありますよ」
とすすめる。
「鮭児?」
って何やろう?

鮭は川から海へ回遊して
4年すると同じ川に帰ってくる。
ところが鮭児は3年目で早くも
川に帰ってきた鮭だと教わる。

なんでも、1万匹中1匹程度しか
水揚げされないという幻の鮭らしい。
年間でも4百本くらい。
ニュースで報じられるとがある位らしい。
・・どれも初めて聞く話。



どんな鮭なんだろう、ものは試しやと
買ってみようかと値段をみて引いた。
切り身でざっと10倍の3000円前後の
値段が並んでいる。

それでも良心的な値段という。
百貨店などではこの2倍の値段だと。
一切れ売れ残ったらもう赤字だと。

お店のオーナは「ウチは紀伊国屋じゃ
ないんだから、そんな高い魚売れないよって
言ったのに、彼は買っちゃうんだから」



彼のチャレンジに応えたくなって
買うことにした。

家に戻って教わった通りに軽く
表裏焼いて食べてみた。

身が締まっていて、トロみたいに
脂がのっていて上品で旨い。
まぁ10倍美味しいってわけではないけど。

この年になってもまだまだお初に
食べるものがあるなんて、
それも二つ重なるなんて。