おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
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家族のことなどを書いています!

高俊明牧師

2018-05-19 15:07:46 | 信仰 聖書

最近この詩集を読みました。
台湾基督長老教会の牧師、高俊明の詩集です。

高俊明牧師は、
1929年 台湾のクリスチャン医師の家庭に生まれました。
小中学校時代は日本で過ごし、
東京大空襲なども経験しました。
その後台湾に帰り、
台南神学校を卒業し、
先住民伝道のために山に入り、
4年ほど徒歩で巡回伝道したといいます。
その後先住民の牧師を育てる
玉山神学校で13年校長を務め、
労働と神学教育に従事したそうです。
その間に終戦を迎え、
国民党軍による支配、戒厳令下で、
台湾基督長老教会として「人権宣言」を発表し、
そのために、4年3ヶ月と21日、
軍事刑務所に収監されました。
刑務所を出てからは、
同じく台湾基督長老教会で、
18年総幹事として奉仕しています。

そういえば、
この間緑島に行ったときに、
思想犯として投獄された人の名前のリストに
高俊明の名前を見たと、
主人が言っていました。

崇高な人生を歩んだ高俊明牧師。

最も有名な詩は以下の詩で、
目にしたことのある人も多いでしょう。

 

サボテンと毛虫(1982年作)

わたしは求めた 美しい花束を 
しかし 神さまは とげだらけのサボテンをくださった 
わたしは求めた 愛らしい蝴蝶を 
しかし 神さまは ゾッとするような毛虫をくださった 
わたしは なげき 悲しみ 失望した 
しかし 多くの日が過ぎ去ったあと わたしは目を見張った 
サボテンが多くの花を開いて 美しく咲き乱れ 
毛虫が愛らしい蝴蝶となって 春風に舞い舞うのを 
すばらしい神さまの御計画

 


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