2015年10月号
表紙は、アニメ放映中『城下町のダンデライオン』より、
水着姿の葵さん&茜さん、姉妹で涼しげ、麗しい・・・
今月号には、井上かーく先生によるアフレコレポート漫画が掲載されています。
茜役の花澤香菜さんを中心に、すてきな声優陣がそろいぶみ。
その仕事ぶりが、よく伝わってくる内容になっていて、楽しめましたよ!
今月の「連載スタートで賞」は、『音無さんは破壊神!』(ちゅー太 先生)!
ゲストを経ての連載スタート!
ある日、とつぜん神様から「破壊の力」を与えられた少女のお話。
音無いりすさんは、夢の中で、裸エプロンの少女=神様から、
地球を破壊するための力を与えられたものの、そんなことを承諾するわけもなく、
神様と対決姿勢をとることに・・・
なんて感じでしたが、今回は、音無さんがまとう力を
神社の1人娘・鳥居やしろさんが感じ取り、彼女につきまとい始めます。
そこで鳥居さんが、音無さんとその親友・すずさんの関係を「ゆりーん」なものだと
勘違いしていたのは笑いましたが、裸エプロンの神様と遭遇したことで、
気の毒ながらも愉快なことになって、何だかんだで楽しかったですね~。
などなど、阿修羅のごとき破壊の力を持ってしまった少女・音無さんのお話。
新たな味方を得つつ、いよいよ連載スタートとのことで、今後も楽しみです!
【8月27日、コミックス3巻・発売!】
●城下町のダンデライオン (春日歩 先生)
選挙目前にして、葵さんに異変が・・・?
ブレイクアウト(能力暴走)が始まってしまった葵さん。
彼女の能力は、発動すればシャレにならないものですからね。
細心の注意が必要になりますが・・・
国王たる父上は、能力について公表してはどうかと尋ねるものの、
葵さんが気にしているのは、友人たちが能力のことを知ったとき、
何かが変わってしまうこと。
そのため、嘘をつくことも辞さないと覚悟を決める
葵さんの悲壮感が不安をまといつつ、いよいよ最終演説の日へ。
見開きで、櫻田家きょうだいが揃い踏みになっていて良い感じでしたけど、
最終演説のトリを務めるのが、茜さんというのは、クジ運が良いのか悪いのか(^^;
そして茜さんの直前が、葵さん。
無難に覚えた原稿のまま、演説を始めようとする彼女でしたが・・・?
ここで、唐突に“乱入者”が現れて、葵さんの能力について語り始めたものだから、
さすがの葵さんも取り乱してしまって、不穏な空気が漂い始めてしまいます。
が、そこで、“乱入者”さんの言葉と、友人たちの無言の励ましが、
葵さんを進むべき方向へと押し出していたのが、爽やかに印象的でした。
葵さん、生まれて初めての我儘。
けれど、それは彼女の押し殺してきた本音であり、かけがえなき願望。
国民から広く支持されてきた彼女だからこそ、その我儘が、この演説が、
受け入れられたのだろうと考えると、何とも感慨深く思えてきますね・・・
なんて感じの最終演説。
次はいよいよ、茜さんの出番となるわけですが、一体どのようなものとなるのか?
何となく速足な気もしますけど、ここが勝負の分かれ道となるのでしょうね。
葵さん以外の面々、とくに茜さんのライバルになりそうだった奏さんあたりのことも、
もう少し引っ張ってほしかったですが、とにかく今後も、楽しみです!
【8月27日、コミックス1巻・発売!】
●ビビッド・モンスターズ・クロニクル (キキ 先生)
ネットゲームをする少女たちのお話。
「ビビッド・モンスターズ・クロニクル」で、ネットゲームを初体験する
牧野夢子さんは、ボン・キュ・ボンというキャラクターを操り、出会った仲間たちと、
リアルとゲームの世界双方で交流を深めてゆくことに・・・
といった感じで、あんこ、キャロライン、チェリムといったメンバーがそろい、
ギルドを結成しつつ、新たなクエストのためにレベル上げをしている最中。
そんな今回、キャロさんを軸に話が進みます。
が、なんとキャロさん、ここで「じょそ天」と再会することに!
ボンさんも、ゲームスタート時にお世話になった謎の剣士。
そこでキャロさん、ビビモン廃人「じょそ天」から、戦い方を教わることになりますが、
何と言うか、ナルシストっぽい所で共鳴するのか、ツッコミ不在な様子が愉快でした(^^;
でも、練習は真面目にこなすキャロさん。
パートナーであるビビモン・アレックスとの共闘も、見事に成し遂げ、成長してゆく様が、
なかなか頼もしく感じられましたね~・・・ これまでが、これまでだけに(ォィ
といった感じに、キャロさんの特訓風景が、じょそ天とのダブルボケで可笑しかった今回。
次は、新たなクエストでしょうか?
本作では、ゲーム世界の中だけでなく、リアルでの交流も面白味になっていて、
現在は、ボン(牧野)さんと、あんこ(中村)さんが、知り合いとなった状態で、
キャロ(佐藤)さんと、チェリム(鈴木)さんは、リアルでは顔見知りなものの、
互いにゲーム仲間とは気づいてない状況。
このあたり、ゲームとリアル、それぞれの交流が、どのように展開するのかも
気になる所ですし、当然ゲーム世界での冒険が、どう繰り広げられるかも期待しつつ、
ついにコミックス1巻が、8月27日発売とのことで・・・ 今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●櫻学心霊相談部へようこそ! (家三毛 先生)
心霊に関する悩み事なら、心霊相談部へ・・・?
私立櫻ヶ丘学園、その第2校舎3階には「心霊相談部」が存在するとか。
そこでは、心霊に関する悩み事を解決してくれるらしく、
そんな悩みをもった相談者の少女が訪れることに・・・
1年の人見心愛(ひとみここあ)さん、2年の土御門樹里さん、三木真さん、
そして部長で3年の小梅さんと、4人いる心霊相談部。
ここあさんなどは、霊が苦手だったりするのですが、
いつも周囲にファンシーな霊が飛んでいるのが面白い所(^^;
三木さんはいつも眠そうだし、土御門さんは部長と遊んでいるしと、
何とも可笑しな部員たちではありましたが、相談者の少女の悩みに応えて、
部長さんが式神を使っているのは、本格派といった趣でしたね~。
そして、その式神を用い、相談者の少女の悩みを解決していたのは、お見事でした。
そんな4人の少女による心霊お悩み相談活動!
土御門さんや三木さんも、何かしらの力があるのでしょうか?
なんて気にしつつ、連続ゲスト、期待です!
●響ちゃんはほっとけない (バロン 先生)
仲良しな2人の少女・・・でしたが?
ドジで天然っぽい少女・宮野冬羽さん。
親友の響さんに助けられつつ、ようやく転校先の学校へ着きますが、
自己紹介で妙な事を言い出して・・・
と始まるお話。
とにかく、やることなすことドジな冬羽さんなのですが、
本人はまるで気にしているそぶりのないあたり、ストレスを感じさせません(^^;
彼女を支える響さんあってこそ、とも言えるのでしょうけども、
その響さんについて、冬羽さんの語った事実が、あまりに唐突で驚きでしたね~。
そこから、まさかの展開が繰り広げられていて、2度驚き!
仲良し少女の日常4コマかと思いきや、何やら悪霊退治の話になりそう!?
冬羽&響のコンビっぷりも微笑ましかったりしますし、
何より話の意外性にしてやられたので、これはぜひとも、つづきに期待です!