ヤングキングアワーズ 2015年8月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
7月30日、コミックス11巻、発売!
そんな今回、U-2501とレキシントンが戦闘開始。
コンゴウ艦隊とイ401の戦いに介入しようとするレキシントンらを、
自分たちの使命の妨げになることを理由に、阻止しようとするゾルダン。
急速潜航するU-2501。
沈みゆく艦から、レキシントンをにらみつけるゾルダンと、
それを余裕の表情で受け止めるレキシントンさんと、緊迫ムードが高まります。
レキシントンから放たれる弾幕を、的確に迎撃するU-2501。
その後、発令所へ向かいながら指示を出すゾルダンなのですが、
秒単位で魚雷の起爆を命じるなど、その能力の高さをうかがえましたね~。
さらに、レキシントンから放たれた対潜弾に対し、
フランセットとシンクロするように、タイミングを読みつつ、
重高圧弾頭魚雷を扱う場面が、カッコよすぎでしたよ!
目視ではなく、タイミングを計っての戦闘場面が、まさに潜水艦といった趣です。
対潜シフトをとるレキシントン、フレッチャー、ラドフォード。
ここで、レキシントンがニュージャージーと会話してましたけど、
U-2501が“霧”の艦としては異質であることについて語られていましたね。
というのも、U-2501がまさか駆逐艦のコアを使っているとは驚き。
だとすると、メンタルモデルが形成できることに、疑念がわいてしまうかも・・・
ヴァンパイアはレパルスから、ユキカゼはヤマトから、
それぞれ演算力を与えられることで、メンタルモデルを持てているのですから、
U-2501も、おそらくはムサシあたりから、力を借りているのかと考えられます。
ニュージャージーはムサシのメンタルモデルが1体しか確認されていないことが
関係しているのかも、と述べていますけど、さて・・・?
それにしても、U-2501のコアの元となった艦。
こちらのゲームでも登場しているドイツ艦ですので、彼女を潜水艦スタイルにした
イラストなどが出てきたら、面白いかもですね~・・・なんてね(チラッ
ゾルダン陣営の団結力。
レキシントンの動きに合わせ、対応するゾルダン。
そんな中、フランセットから、この対レキシントンの行動が、
何のためであるかと問われています。
一見、千早群像を助けるためとも思える行動。
しかしゾルダンは、「我々のため」と明言し、翔像より与えられた
自分たちの使命=千早群像を倒すためであると語っています。
ここで気になったのは、あの場所=ロリアンを守らなければならない
と、ゾルダンが述べていたこと。
フランスに同地名があるようですが、そこのことなのでしょうかね。
それは、ゾルダンたちにとって特別な場所であるようです。
そして、彼らが戦禍をくぐり抜けたこと、
その果てに、翔像のもとで訓練を受けたこと、
それらの日々を無駄にしないためと、強い意志を感じさせる様子で語るゾルダン。
その想いを、フランセットもロムアルドも理解しているようで、
あえて「我々のため」と言うゾルダンの真意を、汲んでいる素振りを見せていたのは、
何と言うか、よき仲間といった趣でよかったですね~。
北米方面艦隊のレキシントンと戦うことに、明確な利があるわけでもなし。
しかし、それでも、やらねばならないと考えるゾルダンに、
2人が異を唱えもせず付いてゆくあたり、人望あるじゃないですか、艦長さん。
一方、コンゴウ艦隊と401の戦いの場へ向かう群像たち・・・
でしたが、ヒエイに捕捉されてしまいます。
気を緩めるわけにはいかない危険な状況。
そこで、ヒュウガがヒエイの前に飛び出して、意識をそらすことに。
何やらヒエイを挑発するようなことを言ったりして、
自分に意識を向けさせることに成功したヒュウガ。
「メンタルモデルの話」をすることで、さらにヒエイを食いつかせています。
ここで面白かったのは、メンタルモデルも人間のようにミスをするというもので、
機械のままだったらミスしないようなことでも、メンタルモデルになるとミスする
といった話は、なかなか興味深かった。
しかし、ヒエイさんもバカじゃない。
これが、ヒュウガの時間稼ぎであることを看破します。
気を引き締めたヒエイの表情が、コンゴウそっくりであるのは、
やはり姉妹艦というつながりがあるから、なのでしょうかね。
そして、コンゴウであれば、もっと早く気づいていたと述べるヒュウガ。
ヒュウガによる、コンゴウへの評価がうかがえて興味深いですけども、
ここで時間稼ぎの末の秘策が、ヒエイに炸裂!
まさかの“一騎打ち”状態となったヒュウガ vs ヒエイ!
ド肝を抜かれる超接近戦の行方やいかに・・・!?
北米方面艦隊とU-2501、コンゴウ艦隊とイ401、そしてヒュウガとヒエイ。
それぞれの戦いはもちろんのこと、第4施設をめぐるハルナ組とタカオ組の衝突も
気になりつつ・・・ 今後も楽しみです!
アド探、最近お休みですけど、アワーズGHで連載中の「タカオ部」は絶好調!
今回は、さくらさんに文化祭のことを尋ねるタカオさんでしたが、
「文化」って何なのでしょうね・・・(哲学の領域へ)
また、タカオさんの学院生活を描いた『ソルティ・ロード』1巻も、
コミックス11巻と同じく、7月30日発売となっています!
今月号では、タカオvsズイカクの流れから、402お母さんと対立する
娘2人(タカオ&ズイカク)が愉快でしたよ。 コミックス、楽しみです!