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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2016年02月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2016年3月号

 

 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら

 表紙は、『僕らはみんな河合荘』より、律さん!
 雪の降る中、傘をさし、たたずむ姿が麗しい・・・
 のですが、懐に抱えた書籍が、シチュエーション的に不穏すぎて(^^;
 
 
 

 『スピリットサークル -魂環-』(水上悟志 先生)

 運命が変わり始めて・・・?

 フルトゥナが視た未来とは、別の方向へ進み始めている「今」。
 そのことを確かめるべく、コーコさんとの決闘を放り出すフルトゥナ、面白い。
 そして、変わった未来から生み出された新しい命も、また“つながり”の中に・・・

 夜空を見上げて、コーコを拾ってきたときのことを思い浮かべるイーストたち。
 フルトゥナが心を大きく動かしたところを見ても、このことが彼にとって
 いかに重要なことだったかが、わかりますね・・・ 彼の行動の原点でしたから。

 しかし、それでもフルトゥナは止まらない。
 以前よりも増した気迫で、コーコさんを追いつめますが、そこにあるのは、
 孤独を増した彼の姿というのも、また切ない所でした。
 そして、まさかアレがフータの「奥の手」になるとは・・・ 大笑!(ぇ

 

 『それでも町は廻っている』(石黒正数 先生)

 分かれの時・・・

 受験票をもって掲示板をながめる歩鳥。
 もう受験か!? と驚きましたけど、受験をしたのは紺先輩。
 みごと合格でしたが、浮かない顔をしているのには、ある理由があって・・・

 なんてお話でしたけど、実は紺先輩、両親と暮らすべく引っ越すことになり、
 それを知った歩鳥は別れを予感して、引っ越し準備の手伝いをすることに。

 そこで、泣きそうになる自分をこらえる歩鳥が、凄い顔でしたけど立派でしたね。
 けれど結局、涙腺はもろく、互いに赤い目をしたまま向き合う2人が、
 寂しいのだけど、笑顔で別れていて素晴らしかった。

 本作の時系列がバラバラとはいえ、これは寂しいな~と思っていたのですが、
 ラストで愉快なことになって、歩鳥が怒りながらも笑っている場面から、
 にじみ出る嬉しさを感じられたのは、よかったですね~。
 今回は、長文で感想を書きたかった内容でしたよ!

 

 『夜鳴きのシィレエヌ』(今村陽子 先生)

 今回は、ステラ級の2人の物語。

 冒頭、班長会議が行われてましたけど、いずれも個性的な人物ばかりで、
 エルフや妖精族までいて、夜鳥さんがふつうに見えちゃいますね(^^;
 とくに、総長兼隊長のヴァローナさんが女傑すぎて面白かった。

 そんなこんなでしたが、今回、夜鳥さんが連れてゆくのは、黒鵐と花鶏。
 元々2人は夜鳥班で、現在ヴァローナさんの所にいるのですね。
 ステラ級というのが、大きな要因のようですが・・・

 そんな2人の過去にまつわるお話が、けっこうキツイ内容でありましたね。
 孤児だった2人にとっての“家族”、その裏側がえげつなく、辛かった。
 けれど、ゆえに2人の絆の深さには、安堵を覚えることができました。
 それにしても、ラストで明かされた夜鳥さんの前身・・・ ホントに?

 

 『マーチャンダイス』(大石まさる 先生)

 火星の砂漠に落ちた3人組・・・

 警察やらマフィアやらに追われるような小悪党一味のようで、
 何とも濃いメンツでしたが、墜落後は仲たがいしつつ、それぞれバラバラに。

 その各人の“末路”が、コミカルながらも、割と残酷に描かれていて驚きでした。
 とくに姐さんの連れてゆかれた場所が、背筋の凍るような所で(´▽`;)

 ただ、重要なのは3人が持ってきた積み荷の方で、彼女は人間ではない
 ということなのですよね? これまた面白い住人が加わったものです。

 

 『おばけ道』(漫画:小野寺浩二 先生/総合P:石黒正数 先生)

 今回は、催眠術を体験するお2人。

 催眠術は「望まないことは絶対に出来ない」と、垂水先生はおっしゃっていて、
 それは確かにそうなのですが、うまく誘導する人がやると、悪用も可能でしたよね?

 それはともかく、催眠術をきちんと体験できたのは、やはり石黒先生の方。
 小野寺先生は、催眠術のかかりにくいタイプで、悔しがっていたのには苦笑(^^;
 でも、催眠術なんて、かかりにくい方が良いと思うんですけどね・・・
 楽しめないのは損、という考え方なのでしょうけども。

 

 『並木橋通りアオバ自転車店』(宮尾岳 先生)

 ブロンブロンか、バーリーか?

 OLのハルカさんが街で見かけたフォーリンラブならぬ、フォールディングバイク。
 それに興味を持ったところ、ブロンプトンとバーディー、それぞれを勧めてくれる
 男性2人が現れて・・・

 なんてお話で、ハルカさんがどちらを選ぶか? という点に引き込まれましたね。
 ブロンプトンはイギリス、バーディーはドイツと、お国柄の出ている自転車だとか。

 そこで、ハルカさんが青葉さんに助言を得て、選んだ自転車は・・・?
 これが彼女の人柄に合ったものとでも言いましょうか、腑に落ちるチョイスで
 楽しかったですね~。 そして、それぞれの国の良さも感じられて、素敵でした!
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

【新連載!】
●はやめブラストギア (竹山祐右 先生)

 

 ロードの世界でバトル!?

 裏ロード界で幅をきかせる峠の死神王。
 圧倒的な走りで、競争相手を打ちのめし、戦利品として部品を奪う。
 さらに屈辱を与えるなど、えげつないやり方で、トップに居座っています。

 そんな場所へ、1人の少女が迷い込み、ロードレースに巻き込まれることに。
 少女の名は、円城寺はやめさん。

 威圧感のある死神王・菅晴照を相手に、委縮するかとも思いきや、
 むしろ勝つ気でやるというから、頼もしかった。

 そこから始まるレースも、パワーを感じる疾走感で、グイグイ引き込んでくれます。
 死神の通り名どおり、恐ろしい技ではやめさんを追いつめる死神王でしたが・・・

 はやめさんもまた、「白虎(ティグレ・ビアンカ)」なる通り名をもつ強者。
 死神王と渡り合う勝負が、熱く燃えるない内容となっていました。
 そして、決着の行方は・・・?

 何だかんだで、勝負に対しては誠実な死神王も面白かったですし、
 裏ロードという何でもあり的な勝負に、魅力のある作品だと感じます。
 連載スタートとのことで、大いに期待!

 

 

【コミックス3巻、発売中!】
●超人ロック ~ラフラール~ (聖悠紀 先生)

 

 アルトベルクの危機!

 帝国の手で、窮地に立たされるアルトベルク。
 谷の住人達にも危険が迫ると考えた彼は、逃げるように指示します。
 このあたり、さすがといった所でしょうか。

 レクスさんの手によって、何とか危機を逃れたものの、
 負った傷には毒があり、簡単には治せないものだと判明。
 そこで、ある方法でアルトベルクを救おうとするのですが・・・

 これが「現在」にもつながるものなのでしょうかね?
 そのあたりも気になりますが、差し迫った課題は、帝国の手から逃れること。

 帝国に雇われた傭兵たちの力は強大で、谷の住人たちは追いつめられてゆき、
 レクスの父が対抗すべく、動き始めます。

 これが痛快でしたけど、はたして、どこまでうまくいくのか・・・
 期待を込めつつ、今後も楽しみです!

 

 

【連載予告】
●ゼロ エンジェル ~爽碧の堕天使~(麻宮騎亜 先生)

 

 次号より、連載開始!

 ということで、顔見せ的な予告編が掲載されておりました。
 車やレースには詳しくないので、うまく説明できませんが、
 そうした要素に魅力のある作品になりそうです。

 疾走する2台の車。
 ノリノリで自分のマシンを自慢するように、テンション上げる運転者ですが、
 そこへ、1台のマシンが割り込んできて・・・

 といった感じの内容でしたけど、割り込んできたのは、少女。
 岬愛華と名乗る彼女は、ちょっと中二・・・もとい、危険な香りを漂わせ、
 ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

 そんな彼女のカーライフ・ストーリーになるのでしょうかね。
 次号より、連載開始とのことで、期待です!

 

 

【単行本作業中】
●ドリフターズ・・・? (平野耕太 先生)

 

 今月のドリフターズは、単行本作業のためお休み・・・ですが?

 恒例、ルークとヤンのコーナーがあるので、サービス満点です。
 まあ、いつも通りな2人のやりとりが面白おかしいわけですが、
 今回は、まさかの中の人ネタ!

 現在放映中の某大河ドラマにて、小山田茂誠を演じておられる高木渉さんが、
 ヤンの中の人というので、そのネタが愉快すぎでありました!

 いや~面白いですものね、『真田丸』。
 真田昌幸も信幸も、そして当然、幸村じゃなかった信繁も、
 その他の面々含めて、みんな良いキャラクターになっています。

 と、大河ドラマの話をしても仕方ないですね(ォィ
 次号は増ページ・・・予定ということで、期待大ですよ!
 
 


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