2014年1月号
表紙は、サンタクロースの衣装を着たミカちゃん。
もうそんな季節なのかと思って見れば、今月号から「2014年」号ですよ・・・ 早いなあ。
今月の「結婚とは人生の牢獄なのか?で賞」は、『だってヤンママ』より、パパさん!
良太くんから、「夫婦仲がうまくいく秘訣」について質問を受けるタカシさん。
そこで答えた秘訣は、とにかく相手のことを気づかって、気づかって、気づかいまくるという
ただ、それだけの話(´▽`;) もっと結婚に希望を持てる話をしてあげて下さい!
【アニメ化決定2本立て!】
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
アニメ情報などは、こちらで~。 (次号、声優さん方のインタビューも掲載とのこと)
先月号でも長文感想を書きましたが、2本立てということで、再び。
今回は、クリスマスイヴの家族。
イヴでも恋愛がらみではなく、家族の話になるのが良いですね!(何で?)
クリスマスケーキを買って帰る、一香さん・朋也くん姉弟。
途中、父上(元は朋也くんだけの父親)に会って・・・
という話でしたが、そこで交わされた父上と一香さんの会話に、グッときちゃいましたよ。
母親を亡くし、元気がなくなっていた朋也くんを、一香さんが変えてくれたと語る父上。
対して一香さんの方は、自分の母親が父上に元気づけられたと語っていて、
それぞれ悲しみを抱えた家族が、1つになることで“再生”の道を歩んでいるのだな~、
なんて感じられたことが、ほんのり温かい気分にさせてくれました。
最後、一香さんの行動が、みんなを「つないで」いることを表現しつつ、
父上の心の声が、最高に素晴らしい「家族」をもったことへの感謝を感じさせますね。
そうそう、本来ならクリスマスは家族ですごす日なんですよ。
あと、美鶴くんがなにげに朋也くんを心配しているのが、親友っぽいのもよかったです!
2本目は、藤咲さんのお話。
朋也くんの想い人にして、一香さんとは敵対(?)関係にある少女。
小悪魔ぶりっ子、男子に好かれ、女子には嫌われるタイプですが、
今回は、そんな彼女の努力家としての一面が描かれていました。
美容や、可愛く見えるためのしぐさ、表情、会話の研究に余念がない藤咲さん。
ところが、ある日体重計に乗ってみると・・・ というお話。
とうぜんダイエットとなるわけですが、ジャージ姿でランニング。
汗をかいた所で、朋也くんたちにバッタリ遭遇という展開に(^^;
とくに、彼女の想い人である孝喜くんがいたために、混乱しております。
本人は、ダサい格好の時に会ったことを気にしていますが、
男子3人は、そんな藤咲さんの姿をおかしいとは思っておらず、
むしろ孝喜くんなどは、藤咲さんの努力を評価していて、好感持てましたね~。
その評価を受けて、ますます彼のことを好きになってしまう藤咲さん。
今回は、そんな藤咲さんの努力家ぶりと、
それを評価する孝喜くんの良さが伝わってきましたね。
朋也⇒藤咲⇒孝喜という関係は、もどかしくも見ていて面白い構図です(´▽`;)
そんなこなんで、アニメも来年1月スタートの本作品。 そちら共々、今後も楽しみです!
【コミックス1巻、発売中・ゲスト作品!】
●MEDIGIRL (道端千揺 先生/原案・監修:有好從桜 先生)
コミックス1巻、発売中!
まんがライフオリジナル連載中、医学部に通う女子大生たちの日々を描いた4コマ作品。
今回の実習は、カフェインに作業効率向上の効果があるかどうかの検証。
やり方は、計算問題を解き、その後、コーヒーを飲んで再び計算問題をおこなうというもの。
そうした方法で検証するんですね~。
こんな風に、医学部での様々な実習風景が描かれているのが、興味深くて面白い。
ノンカフェインとカフェイン入りで、違いが出るのかを比較するなんてこともするようで、
きょーこさんが味で違いを確かめているのも楽しかった! ・・・間違ってるのがね(´▽`;)
などなど、医学部を舞台に、女子医大生(男性もいるよ!)がくりひろげるお話。
個性的な医大生たちの面白おかしなやりとりはもちろん、
医学部なんて、私にとっては未知のゾーンなため、
そこで何が行われているかは興味を引かれる内容だったりします。
医学というものは、身近でお世話になる確率が高いものですからね。
コミックス1巻が発売中ということで、今後も注目です!
【ゲスト作品】
●土曜ランチ! (イシデ電 先生)
母が不在の土曜日は、父娘で料理の日!
まんがくらぶ連載中! 料理初心者の父と双子の娘が、クッキングで楽しく過ごすお話。
今回は、お鍋をつくることになりましたが・・・
お父さんは、せっかくの大好物を、自分の下手な料理で汚したくないとお考えの様子(^^;
でも、娘のゆゆさん(8歳)が、母上から習った方法で、湯どうふをつくっています。
悠月(ゆゆ)さんと双子の和音(ねね)さんは、ゆゆさんと違って、
食べるの専門のようで、そんな2人の個性も面白味になっていますね。
そして、やる気を出したお父さん!
包丁がこわいので、ハサミで切れる具材を使っているのは笑いましたが、
それでもきちんと「鍋」になっているのが、お見事ですし、楽しかった。
初心者である父娘が、楽しく料理を作り、美味しそうに食べる。
そうした様子に心躍らされる面白さ。 テンポのよい描写が、一層そのように感じさせます。
まんがライフWINにも出張中。 今後も注目の作品ですね!
●眠らないイヴ (魔夜峰央 先生)
クリスマス恒例ゲスト!
今回は、オモチャづくりの工場で、ひと騒動。
12月だというのに、ラジオでMLBの試合を聴く工場長。
電波の届きが遅いおかげで、こんな時期に聴くことができるのは、面白い所。
そこでイヴ君、アメリカからやって来る電波さんを、
自分たちが使う「極超短波」に乗せてあげることで、あっという間に届けますが・・・
というお話でしたけど、今回の教訓は、「早ければよいというわけでもない」でしたね。
おかげで、工場長がへそをまげていたのは、いかがなものかと思いますが、
工場長といえども、楽しみを奪われてはモチベーションが下がるというもの。
このあたりも、多少教訓めいていたかもしれません(^^;
最後は、電波の誇りのおかげで、なんとか一件落着でしたが、
こんなことでクリスマスのプレゼントが配れなくなったら、大変でしたねえ。
なんて感じつつ、クリスマス・ゲストである本作品。
また来年も、楽しみです!
【11月28日、書籍化!】
●ねこごよみ (さわだまこと 先生)
「世にあまた存在する言葉を、ただひたすらに猫びいきに読み解く、新解釈 猫語辞典」
猫好き作家のさわだまこと先生が、様々な言葉を猫に関連づけて紹介するエッセイ漫画。
ついに書籍化とのことです!
今回は、【百猫画譜】。
明治時代に発行された雑誌らしく、編集したのはなんと、仮名垣魯文というから驚き。
「猫のアンソロジー本」といってもよい本誌は、3代・歌川広重が挿絵を担当し、
当時文壇で活躍する人々が文を書いていたとかで、なかなか重厚なものだったようです。
様々に描かれた猫の姿が、なんとも良い味。
これは猫好きにはたまらない・・・というか、明治時代にも、
こういった雑誌を求める人たちが多かったのでしょうかね。
などなど、こうした猫に関する興味深い話が満載の本作。
書籍化されて、11月28日に発売ということです。(ブログ版もあり)
ますます今後も、楽しみですね!
【11月27日、『爽快!!フリテンくん』発売!】
●新フリテンくん (植田まさし 先生)
今回も、笑いを誘う4コマネタが豊富!
【ゴルフ】では、左からのアゲンストにドローで対抗し、
風と「けんかさせて」いこうとしてますけど、キャディさんと衝突して
「けんか」になっているのは笑゜(*゜´∀`゜)゜ 相手が違いますよ!
【釣り】では、ミシン針を使って釣りをしているのですが、
なんでそんなものを・・・? と思いきや、シャレのきいたオチが(´▽`;)
いやいや、シャレ言う以外に、何もできないじゃありませんか!
【話】では、旦那さんお気に入りのセーターを、洗濯機で洗ってしまった奥様。
話を「手短に」というはずだったのに、別の意味になってしまっているのが、お見事!
【色移り】では、売れない作家さんの下着がピンク色に・・・
何か赤いモノと一緒に洗ったのだろうと疑いますが、これもシャレたオチで笑!
などなど、いつも通りに冴えた4コマネタが面白かったですね。
『爽快!!フリテンくん』が、11月27日発売とのことで、今後も楽しみです!
【新人4コマ杯 10月期 月間賞】
●白衣さんとロボ (柴 先生)
ロボと、白衣の少女と。
白衣の少女がつくったロボット。
ロボは、自分が世界征服や危険な兵器の開発に使われると考えていますが・・・?
といった感じの作品ですが、2ネタではまだよくわからないのが正直な所。
日常生活の中でロボを使用する、というのが面白味になりそうかな?
このあたりは、まんがライフオリジナル1月号で読んでみないと何とも言えません。
それにしても編集部コメント「読者に『また読みたい』と思わせる」作品についての話は、
興味深かったです。