皆様ご無沙汰いたしました。
本日ワタクシ、10日ぶりの大頭のお泊りです。
麦にやられて鼻水とくしゃみが出ていたと思ったら、どうやらそれだけではなかったようでして、いろんな出来事でちょっと気弱になっていたワタクシ。
心の弱みに付け込まれたようで、何年ぶりかと思うくらいの風邪をひいてしまいました。
どんな時も元気者だと自分で思っておりましたが、寄る年波には勝てそうもないということを自覚いたしましたので、今後自らの年齢など考慮しながらぼちぼちとやっていきたいと思っております。
というわけでまだ本調子ではありませんが、久しぶりの大頭の夜を楽しみたいと思っています。
敷地の隣の水路には今年もホタルが生まれました。
水量も少なくて、どうやって育ったのかわからないような状況でも、それでも毎年の初夏の夜の楽しみを今年も味わうことができました。
例年より少なく感じますが、今夜もきれいに光っています。
もっと環境を整えてあげたいところですが、小さな虫なのに逞しいものです。
そして池さんの玄関には、初めてツバメが巣を作りました。
あの家ができて30年。
一度も巣を作ったことのないツバメが今年は2か所も同時に巣を作り始め、結局1組のペアが巣を完成させ卵を産みました。
今6羽のひながかわいい顔を見せています。
人の出入りも多く、車の出入りも多く、おまけに我が家には猫もいるし、カラスもスズメもいっぱいいる最悪の環境にも関わらず親ツバメはなぜか池さんを選んでくれました。
毎日毎日ばあちゃんたちと「顔が見えた」と楽しみな時間を過ごしています。
6羽のひなたちは親鳥が餌を運んでくると、巣の中から一斉に首を伸ばして餌をねだります。
巣の中から黒い頭とふわふわの毛が見え隠れします。
そのかわいいこと。
誰も教えないのにちゃんと餌を運ぶ親、そして誰にも教わらないのにちゃんとふんをし、エサをねだるひなたち。
巡る季節と共に、育ちゆく自然の中の生き物たちは、謙虚で本当に逞しくて命の輝きそのものです。
ひるがえって人間の世界を思う時、なんと傲慢でわがままなことか。
自然の命の営みをもっともっと謙虚に感じていたいと思うのですが。
ホタルやツバメや花や鳥や雲や季節に、四季の移り変わりに心を躍らせることができる豊かな心を、ずっと忘れずに持っていたいと思います。
昔は当たり前だったこんな光景が、今でも身近にあるという恵まれた環境の中で暮らせる幸せに、心から感謝したいと思います。
ふわふわの毛がまるで漫画のように巣の淵から見えるひなたちも、もう少しすると黒くてきれいなツバメに成長するのでしょう。
6羽のひなが、どうか無事に過ごせますように。
というわけで池さんにお越しの方は、
頭上を確認しながら、フンに気をつけて玄関をお通りくださいませね
なお落下してくるフンには現在段ボールで対応しておりますので、足元にもご注意いただきますようお願いしますね
皆、上を見ながら玄関を通過するものですから「転倒注意報発令中」です
くれぐれもお気をつけてお越しください。