
東北の県庁所在地で、一番観光して好きなのは盛岡です。
なんといっても東京から2時間半でつくので、日帰りでも十分楽しめる街です。
盛岡の三大麺は思い立っておりても食べられるし、おしゃれなカフェもあるので、時間調整するにももってこいなのです。
田沢湖も興味あるいってみたい場所はたくさんあったのですが、アクセスに泣きます。
3時間くらいしか観光する時間がなかったので、田沢湖はあきらめて盛岡へ移動しました。よい。
田沢湖から予定より新幹線にのり盛岡へ。
田沢湖ー盛岡は新幹線だと一駅で、特例区間なので立ち席券の購入でも空いていれば座ってよい区間。
なので、新幹線で移動する方が便利です。
盛岡駅からは、でんでんむし号の右回りにのって、もりおか啄木・賢治青春館へ。
ここは以前も訪問しましたが、別なところでお茶した後だったので、お茶ができなかったので、今回初お茶です。
私が初めて盛岡へいったのは、中学3年のときでした。
当時も盛岡駅前や、わんこそばのお店には行ったのですが、当時の記憶はほとんどありません。
2度目にいったのはもう4年くらい前の夏で大震災の前でした。
2度目以降、ご縁があって何度も訪れている盛岡。
今回は盛岡冷麺と、カフェを目的に3時間滞在予定で途中下車。
今回のお茶はここにしよう!と決めていた『喫茶あこがれ』は、旧第九十銀行跡です。
第九十銀行は、明治11年(1878)、地元資本による盛岡初の銀行として、旧十三日町に誕生しました。南部藩士の株主94名の設立。
ドイツ風ロマネスク様式の外観で 平成16年7月に国の重要文化財に指定されたそうです。
石川啄木と宮沢賢治はどちらも焼く10年、青春時代を盛岡で過ごしているそうです。
石川啄木と宮沢賢治を感じながら、まったりを珈琲を飲める重要文化財、旧第九十銀行です。
水は南部鉄器で沸かしたものを使用しているそうです。
マントルピースのある前で珈琲と、和菓子セットをいただきました。
コーヒーに和菓子を合わせるのは東北地方では割と普通にどこの喫茶店でも見られる風景。
ブラックコーヒーに羊羹や、大福は実はとてもマッチします。
盛岡駄菓子 100円をコーヒーにセットしてみました。
きなこねじりと金平糖。
啄木や賢治の時代もお茶請けだったのかもしれません。
喫茶コーナーの名前は「あこがれ」。
啄木も賢治も教師であったということ、盛岡中学だったということ、二人とも夢を追うような性格であったというのも共通項なのかもしれません。
旧金庫もある空間。
喫茶コーナーはそれほど広くなく、軽食はトーストくらいしかありませんが、コーヒーや紅茶の種類は多いです。
東京駅や日本銀行を設計した、西洋建築の第一人者である辰野金吾と、地元出身の葛西萬治設計による、赤レンガの盛岡銀行(現:岩手銀行中ノ橋支店)も近くにあります。
昔の面影を残した不在ある商店街もあります。
岩手県の人は、我慢強く、粘り強く、優しく、人情があります。
岩手県の歴史を感じることができる場所に行くと、内に秘めた頑固なまでの熱い思いを知ることができます。
東北はどの県も大好きですが、岩手県は北海道の次に広さを持つので、場所によって風景や、食べ物も違っていて歴史を深く知りたくなる県です。
岩手県の中でも、平泉や盛岡、一関という東北本線の沿線がなぜかとても好きな私なのでした。
もりおか啄木・賢治青春館 喫茶あこがれ (喫茶店 / 上盛岡駅、仙北町駅、盛岡駅)
019-604-8900
岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25 もりおか啄木・賢治青春館
10:00~18:00(L.O.17:00)
第2火曜・年末年始
岩手県交通・都心循環バスでんでん虫左回り・盛岡バスセンターバス停