走行処理が9万キロちょいのハイエースキャンピングカー。
車検に出したらタイミングベルトの交換を進められて、ところが関連整備含めて(ラジエータホース交換、フルード交換、ウオーターポンプ交換等々)技術料だけで最低4万5千円くらいになる。
「ゲッ!」と思ったが、キャブオーバー車だし、「このくらいかかるか・・・・・・」 と素直に支払う僕じゃ~無い。
いつも他人任せじゃ~整備士資格が無くというもんだ、そんでもって自分でやることにした(リフト使う必要が無い作業という事もあります)。
ディラーに出して総額10万ぶったくられるより、自分でやりゃ~0円てなもんですが、終わった後の感想はというと、素人は手を出すのためた方が良いかも知れない。
作業そのものは簡単なのだけれど、キャブオーバー車独特のエンジンギッシリ&手が入らないじゃん! なうえに、多少こつがいる。
ある程度いじれる人がやる方が良いかも知れない。
特別な工具はプーリープーラーくらいで、これはヤフオクで1500円くらいで売っている、その他はクランクボルトを外すための600mmくらい長さのあるロングハンドルレンチと19mmのボックスは必要。
あと、ボックスレンチのエクステンションは各種有る方が整備はしやすい。
さて、整備だけれど、このBLOGでは出来る限り細かくせつめいするけれど、他にも こんなホームページがあるので、参考にして下さい。
http://teammho.web.fc2.com/c-log/c-log578.htm
ちなみに、今回の整備に関する部品はすべてここで取り寄せました。 安いです。
http://www.fureai.or.jp/~noranbo/taimingu.htm
他に安いところとしてはここかな
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作業開始
まずはシートやら何やらの取り外し、運転席側は4本のボルトを外して配線を外し外へ出します。 助手席も同じように外しますが、こちらは結構重いので注意。
運転席シートを外すとサイドブレーキユニットを外すのだけれど、コツがあって、ブレーキレバーを戻し、凹型の小さな金具をペンチで外します。
サイドブレーキケーブルから外すためにはユニットを前方に引っ張る感じで外すことになります。
戻すのも同じで引っ張りながら戻しますが、結構固いので手を滑らして怪我しないように注意。
サイドブレーキユニットが外れたら運転席側のメンテナンスカバーを固定しているボルトをゆるめ、この際に先ほど外したサイドブレーキケーブルが裏に日本のボルトで留まっているのでこれを外す。
その次に車の下へ前から潜り込んで写真のドレンをゆるめると冷却水が出てきますので、バケツなどで受けて下さい。
ドレンをゆるめた後にラジエータキャップを緩めると服を濡らす可能性が少なくなります。
次がラジエーターホースアッパーの取り外し、固定クランプをプライヤで挟んで移動させ、抜き取ります。
ホースがあると邪魔そのものだし、作業性が極めて悪くなります。
ホースが固着している場合はウエスなどでくるんでウオーターポンププライヤ等で挟みながらグニグニ回すように動かせば緩みます。
今回はついでにこのラジエータホースをアッパー、ロアーとも交換しています。
フアンを止めているナット4本をベルトが張っているうちに緩めます。
フアンが回ってしまって緩めない場合は、写真のように一つのナットにスパナをかけて供回りしないようにしながら緩めておきます。
ベルトを緩めていないのでナット緩めるだけで取り外さないように注意
最後のネジはフアンのシャフトをテコ代わりにして外します。
次にコンプレッサーを動かしますが、まだベルトが張っているので、当然テンショナーを緩めます(エアコンコンプレッサーの下の方にあります)が、まずプーりー側、次にアジャストボルトを緩めます。
テロテロになるまで緩めたらベルトを取り外し、つぎの作業へ。
エアコンコンプレッサー取り外し
オルターネータのベルト類を緩めたいところですが、邪魔な物があるので、まずそれを取り外します。
コンプレッサーは4本のロングボルトで留まっているので、それを抜き取ればと外れますが、これだけだとまだコンプレッサーの可動範囲が少ないので、ホース類を止めている
黄色いボルトとナットを緩めてください。 ついでに赤い矢印にあるバキュームホース及びコンプレッサーの上を通っている配線のコネクタを外します。
こうすると、オルターネーターのテンショナーが丸見えとなり、やりやすいことこの上なし。
このままコンプレッサーを持ち上げて前にぐるりと回せば作業がやりやすいのですが、高圧ホースが曲がるのを嫌がる僕は、必要なときに片手でもち上げながら作業しました。
オルターネーターベルト外し
黄色いのがテンショナーでこれを緩めますが、その下の青い矢印(プーリの下側)の処にもう一つ緩めるところがあり、これを緩めねばなりません。
オルターネーターテンショナー
こんな処にある
十分緩めると、二本あるベルトは取りはずせます。
パワステポンプベルト外し
助手席側に回りパワーステアリングフルードのタンク取り付けボルトを緩めます。
するとパワステポンプ本体がよく見えますから、テンショナーの二カ所とポンプ裏側の計3カ所をゆるます。
ポンプ裏側のボルトは狭いので適度な長さのエクステンション(10cmくらい)と小さなソケットレンチを使います。
フアン取り外し
これで全てのベルトが緩みましたので、先ほど緩めておいた4コのナットをとれば、フアンが外れますが、固いときはゴムハンマーなどで軽くシャフトを叩けば
外れます。
ファンシュラウド(フアンカバー)取り外し
上下分割式になっているフアンシュラウドを外しますが、上は簡単に外れますが、下のシュラウドは車の下に潜って外さねばなりません。
こんな処に付いており、しかもカバーの下。
ちなみに外したプラスチックシュラウドのねじ穴はカナ鋸等で端をオープンにしておいた方が良いです、理由は簡単、ボルトを先に取り付けて、そこにスライドさせる様に
取り付けできるので組み付け時に圧倒的に楽となる。
次に続きます。
キャブオーバー型の車のタイベル交換はとても面倒なのですけど、たしか200系はもうベルトではなくチェンに戻っているかと思うのですけど。
チェンならウォーターポンプの交換くらいで済むので楽ですよね。
しかし、どこのバカがベルトにしようと考えたのかと思ってしまう。
チェンほど確実なものは無いのに・・・・・
なんて思う 翔です。