アーバンライフの愉しみ

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カジノ法案の危険性

2016年12月09日 | ドラミング

昨夜、午後8時から(INETで)放送された「とことん共産党」を見た。
今回のテーマは、カジノ(民営賭博)法案。

この法案、たった6時間弱の審議で衆院内閣委員会で強行採決され、衆院を通過。
この審議で、自民党の委員が40分しかない質問時間が余ったとして、いきなり「般若心経」を持ち出すなどして顰蹙をかったりした。

目下、参院で審議中だが、自民・維新などは(14日までの)今国会中に成立させたいとしている。

番組ではいろいろなデータを示して、この法案の持つ問題点、特に、ギャンブル依存症の危険性と拡大について警鐘を鳴らしていた。それらのデータが面白かったので、ご紹介したい。

これは、シンガポールのIRでは(床面積2.6%の)カジノが売上げの8割を占めるという。

先の党首討論で安倍首相が「カジノは、全体の3%」と主張して影響の矮小化を意図していたが、とんでもない話だ。

これは、現在のギャンブル依存症の国別比較だが、日本がダントツだ。これは、現在のパチンコ、競馬・競輪等によるものだが、これにカジノが加わればどうなるか、火を見るより明らかである。

国会審議や新聞紙上などでも、こうしたデータを広く活用して、同法案の持つ危険性を知らせて欲しいと思った。この番組は、こちらでご覧になれます。

 

蛇足:他にもすごいデータが!

現在の公営ギャンブルの売上げ額は、28兆9,000億円(約29兆円)。
その8割を占めるがパチンコ・パチスロだが、庶民は(公営ギャンブル全体で)5兆6,000億円も負けているのだという。

一方、このギャンブルには古い歴史があって、今から1,327年前、時の持統天皇が、夫の天武天皇の双六賭博依存を憂い双六禁止令を出したとの記述が日本書紀にあるというから面白い。


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