お彼岸も近づいてきました。“暑さ寒さも彼岸まで”と言いますが、暖かくなったり寒くなったりを繰り返して、季節は春闌(たけなわ)へと進んでいきます。
木蓮があちこちで咲き初めてきました。まだまだ蕾の所が多いようです。木蓮の蕾は大きいのでなんか蝋燭を灯したような。そして祈りのようなかたちに私は感じます。
公園に桜を見つけました。満開になってます。これは彼岸桜でしょう。寒桜に次いで咲く早咲きの桜です。3月20日頃に開花するので彼岸桜と言われるのですが、エドヒガンとマメザクラの雑種とありました。これらの種の桜が終わると真打ソメイヨシノの開花ですね。
街を歩いていると“花韮(ハナニラ)”をよく見かけます。春は四月の候に載る季題です。歳時記によるとアルゼンチン原産で鑑賞用に栽培されたとありました。あの韮とは違います。“韮の花”は秋の季題となってます。
さあこれから一気に繚乱の春を迎えます。