ふと思い立って造幣局の通り抜けへ行くことを決める。事前申込制となっているのでネットで調べると余裕があった。申込みをしてバーコードを受け取り一路大阪へ。
地下鉄を天満橋駅で降りて造幣局の西門へ。入口手前に露店が並んでいると思ったが、まったく露店はなかった。帰路の大川沿いの遊歩道にも犇めく露店の姿はない。規制が厳しくなったのだろう。ちょっと寂しい感じもするが通りやすくなったのは確かだ。
局内の桜は品種によってはずいぶんと遅速がある。これからというものがほとんどであったが、満開のもの、もう散っているものもあった。やはり遅速なくどの桜も繚乱というのがこの通り抜けの醍醐味なのだが。ちょっと興が乗らないかな。しかいしその分人出もあまりなく、ゆっくりと桜を楽しむことができた。
それぞれの樹には大方説明版が付いている。今年の花は「大手毬」であったが、2~3分咲きといったところか。「天の川」や「舞姫」、「夕暮」などの名も。おっ!「祇王寺祇女桜」という品種も!まるでいにしえの絵巻物を旅しているようである。
この日は花曇かつ花冷という日和。冬物のコートといった出で立ちの方もちらほら。京都に比べると外国人の方は少ないようだ。みんな京都の方に行っているのだろうか?帰路は大川の遊歩道を歩いて天満橋へ戻る。露店がない分、遊歩道はゆったりしていたが、やはり犇めくような露店が並ぶ方がいいかな?
ゆつたりと歩す花冷の通り抜け