M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

通電の手前まで

2023年12月30日 22時39分35秒 | DIY Electronics
 電源トランス周辺の配線を完了。初段と次段の直結部で電圧を調整する抵抗を仮づけしてすべての部品がつながりました。出力管を抜いた状態で駆動部の電圧を追い込むのが次の工程になります。電源系はそれぞれ動作確認をしてから組み込んでいますが、cathode followerで直結駆動する回路を調整するのは何十年ぶりかなので、慎重に進めます。

Mind the gap!

2023年12月18日 22時12分26秒 | DIY Electronics
Londonの地下鉄に乗っているわけではないのですが、隙間に問題がありました。VT-62 ampの組み換えの際、出力トランスをギリギリ近づけて実装したらcoverを固定するビスの頭が干渉する事態に。

 年末で閉店する西川電子部品で黒染めの皿ビスを調達してきました。


当初はトラスビスで大丈夫だと思ったのですが、わずかに当たってしまい適用できませんでした。画像の左が原型(鍋ビス)、右が皿ビスです。

温度制御基板の通電テスト

2023年12月17日 22時20分10秒 | DIY Electronics
 DC 12V, 15V, 24Vの電源を作っているので、個別に通電して動作確認をしました。結果は、誤配線が一カ所、電源トランスの選定間違いによる整流回路の改装が一カ所という結果に。AC 100V系は、まだ手がついていません。
 20V CTと書いてあるトランスを20V-0-20Vと思い込んでいたら、CTつき20V(10V-0-10V)でした。別の12Vのトランスを引っ張り出し、両波整流を倍圧整流に改装して対応しました。おかげで、基板の裏側にも部品が増殖しています。



Right channelも完了

2023年12月13日 22時34分56秒 | DIY Electronics
 外出やら何やらで動作確認が遅れていたRight channelのfilament電源に通電しました。こちらも電圧が少し低めに出たので抵抗を追加して調整。矢印がそれぞれのchannelの調整抵抗です。

これで両方が7.49Vに揃いました。

 整流出力は電源トランスの他の巻線に負荷していないため、高めに出ています。

 いよいよ本体との結合も迫り、配線の結束を少し進めました。

Filament電源を組み上げ

2023年12月09日 22時01分26秒 | DIY Electronics
 Left channelだけ配線して通電試験をしたら、整流した電圧がそのまま安定化回路の出力になりました。MOS-FETが壊れたかと思ったのですが、DrainとSource間にわずかな電位差があることに気づき、ONになりっぱなしなのだと判明。制御回路のTL431のAnodeが周辺回路から浮いていました。未はんだというか、抵抗の足とICの足の間にはんだが十分流れていなかったのです。修正して、動作を確認し、Right channelも配線しました。

 出力電圧が設計値より低かったのはTL431の基準電圧が2.5Vだと思い込んでいたためで、datasheetでは2.440-2.550V, typical 2.495Vとなっています。初めに確認しておくべきでした。抵抗を追加して合わせこみ。
VT-62を負荷した状態のrippleは2 mVp.p.と優秀です。