電源トランス周辺の配線を完了。初段と次段の直結部で電圧を調整する抵抗を仮づけしてすべての部品がつながりました。出力管を抜いた状態で駆動部の電圧を追い込むのが次の工程になります。電源系はそれぞれ動作確認をしてから組み込んでいますが、cathode followerで直結駆動する回路を調整するのは何十年ぶりかなので、慎重に進めます。
いよいよ信号系の大詰めです。出力トランスと、共締めする平ラグの固定板(ベーク)を固定。一挙に形になって来ました。ベーク板厚が3mmあるので、トランス付属のビスの代わりにM4x12のビスを使っています。
Left channelだけ配線して通電試験をしたら、整流した電圧がそのまま安定化回路の出力になりました。MOS-FETが壊れたかと思ったのですが、DrainとSource間にわずかな電位差があることに気づき、ONになりっぱなしなのだと判明。制御回路のTL431のAnodeが周辺回路から浮いていました。未はんだというか、抵抗の足とICの足の間にはんだが十分流れていなかったのです。修正して、動作を確認し、Right channelも配線しました。
出力電圧が設計値より低かったのはTL431の基準電圧が2.5Vだと思い込んでいたためで、datasheetでは2.440-2.550V, typical 2.495Vとなっています。初めに確認しておくべきでした。抵抗を追加して合わせこみ。
VT-62を負荷した状態のrippleは2 mVp.p.と優秀です。
出力電圧が設計値より低かったのはTL431の基準電圧が2.5Vだと思い込んでいたためで、datasheetでは2.440-2.550V, typical 2.495Vとなっています。初めに確認しておくべきでした。抵抗を追加して合わせこみ。
VT-62を負荷した状態のrippleは2 mVp.p.と優秀です。