M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

電池管式ラジオ

2016年08月06日 23時39分43秒 | DIY Electronics
 2000年の夏、Silicon valleyにしばらく滞在していました。帰国の前日、胡椒の木さんが骨董品屋に連れて行ってくれたのですが、そこで電池管式のラジオを発見。二台あって、片方は完動品、もう一方は故障していると書いてあり、値段もかなりの差がありました。当然後者を買い込んで、hotelに帰って内容を確認。使われている真空管のlistを当時のPC-VAN SIGに投稿してから、帰国便には手荷物として持ち込み、無事に帰宅。
 海を渡ってきた私よりも早く、list通りの球がSIG仲間のKさんから届いていて仰天しました。球の不良だったら、すぐに交換できるようにというご厚意でした。

 RCAの受信管規格表(RC-19)に載っている19-1というラジオの回路図が現品にかなり近いことがわかり、参照しながら修理を試みました。抵抗とコンデンサを交換したらすんなり動作するようになり、真空管は全部無事でした。
 その後、当時よく遊んでいたMikeからお父さんが持っていたというラジオの本を譲り受けたところ、RC-19の出典になったとおぼしきラジオの回路が載っていました。

 2000年当時のノートを発掘したのを機会に、archiveしておくべく、回路図を清書しました。球のsymbolを新たに作る手間を惜しみ、Paintでごまかしたところもあります。