たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

碧南事件・極刑を求める

2015年11月12日 | その他

碧南事件という極悪非道な犯罪の裁判が始まって、その模様が連日のように報道される。
10月29日初公判 事件概要 
1998年6月28日夕、愛知県碧南市でパチンコ店運営会社営業部長・馬氷(まごおり)一男さん(当時45歳と、妻里美さん(当時36歳)が殺害された。
事件は馬氷さん宅を訪れた無職堀慶末(よしとも・40歳)、佐藤浩(39歳)、葉山輝雄(46歳)の3人が、里美さんを絞殺、翌29日未明に帰宅した馬氷さんも殺害し、現金約6万円を奪った事件。極悪犯罪者堀被告の裁判員裁判である。
堀被告と佐藤被告は8年後の06年7月20日 名古屋市守山区の住宅に押し入り、女性(当時69歳)の首を絞め、現金などを奪った強盗殺人未遂事件も同時に審理される。昨日11日審理では「強盗目的は認めたが、首を絞めたのは佐藤被告だ」と、殺意を否認した。
判決は12月15日の予定で、公判期日は計15日間。

堀被告はさらにその翌年、2007年に名古屋市千種区で見ず知らずの女性を拉致して殺害、遺棄した「闇サイト殺人事件」で一審死刑判決を受けた後、名古屋高裁が無期懲役に減刑した控訴審判決が12年7月に確定している。

やっかいなのは、無期懲役が確定した被告が今後、どう裁かれるのかということのようだ。
憲法39条は「一度裁判を受けた犯罪について二度裁判を受けることはない、として二重処罰を禁じている。そのため、「碧南事件」の公判で、「闇サイト事件」について再審理を受けることは許されない。という法理があることらしい。
しかし「被告の一般的行動傾向や性格を知るための一つの資料として、闇サイト事件を考慮することはできる」と、元裁判官・川上拓一早大教授はコメントされている。

初公判は闇サイト殺人事件で娘を失った磯谷富美子さん(64歳)も傍聴された。
(以上・2015・10・30等の朝日新聞から引用)

4日の裁判では、男3人が馬氷さん宅を訪れた際、里美さんと次男(当時6歳)と一緒にいた、当時8歳だった馬氷さんの長男・一樹さん(25歳)が証言台に立った。

夜になって二人の子供が2階で寝ると、堀被告は里美さん殺害を佐藤被告に依頼し外出、佐藤被告と葉山被告が和室で待ち伏せし、里美さんの首に背後からロープを巻き絞殺したという。「子どもは殺さないで」。佐藤被告の証言によると、里美さんは最期にこう言い残し、力なくぐったりしたという。(11月6日報道)

こんな極悪非道な犯罪者は法理はどうあれ、3人殺害、1人殺害未遂、強盗・強姦未遂事件主犯だ。文句なく死刑にすべきだと思うが、裁判員はどう判断されるだろうか。
二つの事件を追い、極刑を主張される熱心な方のブログを読んだ。
------------------------------
この裁判は、” 碧南事件の被害者宅の遺留物について愛知県警がDNA鑑定し、堀被告が浮上。県警は12年8月に掘被告らを再逮捕した”  ため初公判なのです。毎日はキチンと書いている。
朝日の報道で気に食わないのは、なぜ無期懲役が確定している掘被告が再逮捕され、別の事件の公判を受けることになったのか、読者が知りたい核心が抜けていることである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿