コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
コンセールルミエールのブログです。

アンサンブルアルファ第4回演奏会

2013年09月24日 | フルートアンサンブル
フルートアンサンブルアルファの皆さんの演奏会を聞かせていただきました。10数年前の結成当時に山野楽器のアンサンブルコンテストで聞かせていただいて以来、単独で2年に一度コンサートを重ねること4回目のコンサートでした。
山野のコンテストはおそらく全部の演奏を聴かせていただいていると思うのですが、最初のうちは出演を重なれることに編曲の技術が発展して、特殊楽器も揃ってきて、どんどん豊かな響きになっていく姿を見続けてきました。長い歴史の中にはメンバーの入れ替わりや編成の変更などもあるけれど、人が人を呼ぶようで、新しい良い仲間をその都度迎えられている様子です。

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ちょこっとだけ曲の感想
バルトーク ルーマニア民族舞曲
この曲は鎌倉新フルート合奏団でも演奏したことがあるのでとても懐かしかったです。一つ一つは短いけれど、どの曲もスパイスが効いてます。フルートアンサンブルで演奏するときは、ピアノでは出来ないような工夫が出来るのが面白いところかも。今日の演奏もとても楽しかったです。ナンシーの編曲だったかな?ナンシーっぽかったケド。

モーツァルト セレナーデハ短調
今日のコンサートの中で最も楽しみにしてた曲です。ルミエールがまだ5人だった頃演奏した曲です。短調で晩年の作品。どの楽章も深くて重い。音を緻密に合わせたり、響きの豊かさで迫力を出したり。逆に4楽章の最初はpで始めてドキッとさせたり…こういう曲こそ演奏する回数を重ねていくと、アンサンブルの技術があがるんだなぁと思いました。もっと多くの人に聴いてもらいたかった~。合奏団の人にも、他のアンサンブルの人にも。

荒牧道夫さん Purifficazione (新曲)
アメリカのコンベンションでアメリカ人が聞いたらきっと喜んで演奏したがるだろうなぁと思いました。アルトフルートの冒頭部分はオリエンタルな響きで、そこから広がる世界。自分たちの為に書かれた曲だから合っているということはあるかもしれなけれど、違う国の人が吹いたらどうなる??聴いてみたい!って思っちゃいました。

ドビュッシー ベルガマスク組曲
ドビュッシーは去年のクリスマスコンサートでルミエールも演奏しましたが、N村先生に、難しいよね~って言われる作曲家の一人です。言葉と音楽って密接に結びついているから、少しでもフランス語会話が出来れば、ちょっと演奏の雰囲気が変わってくるのかもしれないかなぁって思いました。そうそう、去年?ファッルベンが演奏したときにC綱先生が「満月だね!」って言ってたの思い出しちゃった。(おそらく見た目…)

スメタナ モルダウ
スメタナが生きていたら聴いて欲しい。モルダウほどオーケストラよりもフルートオーケストラに合う曲ってないんじゃないかって、本気で思います。川波のうねる感じ、音楽の広がり方、いろいろ含めて大きな編成のフルートアンサンブルに合ってる。
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他の地域で活動してるアンサンブルのメンバーの方もチラホラ客席に見えましたが、もっともっとお互いに聴き合ったら、お互いに刺激を受けフルートアンサンブルの世界が広がるのになぁと思いました。僭越ながらワタシの役割はそれを声に出していくことだなぁと思っています。笛の仲間たちのみなさーん!秋は芸術の秋ですヨ!コンサートでお会いしましょう!

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