コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
コンセールルミエールのブログです。

佐々木親綱先生

2007年12月05日 | フルート奏者
日本のフルート奏者の誰もが慕っていると言っても過言ではない佐々木親綱(ちかつな)先生です。大久保はるかさんの先生で、今日は一緒にライブを聴いて来ました。
先生のプロフィールは国立音楽大学卒業。フライブルグ音楽大学に留学。帰国後、玉川大学文学部芸術学科に勤務し教授となり2003年定年退職。現在は全国のフルートアンサンブルの演奏会でバスフルート、コントラバスフルート奏者として賛助出演されています。
先生はフルートの演奏会のみならず、多くの演奏会に足を運び聴くということを喜びとしてされています。年間何十回と演奏会に行かれています。今日はその理由を伺いました。
「今の演奏を聴かないと、青春時代に聴いた物が一番いい演奏だと、勘違いしてしまうんですよ。良い悪いではなく、時代が移り変わって行くに連れて、音楽も変わって来る。それが当たり前です。」
「生の演奏では少々音を間違えたりすることはあっても、それを演奏で取り返せるチャンスがあって、演奏会全体を通して『よかった』というものを作り上げられればいいんです。録音はそういう楽しみがない。それを感じるには生を聴くしかない。」と。御年70歳を超えて益々お元気な佐々木親綱。演奏会に行くことの大切さを自らお手本を示してくださっています。

ちなみに、先日のルミエールのコンサートでは銀座でのS先生のリサイタルと時間が重なってしまい、来れない予定だったのですが、なぜかアンコールの曲の時に客席にいらっしゃる…。打ち上げだけでもこちらに参加したいとわざわざ新大久保まで来てくださったのでした。なんて優しい!

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