ラッパ


D810 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

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年末の夕刻、Mrs.COLKIDと表参道の坂を歩いていた。
通りには、華やかなあかりの灯ったブランドショップが並んでいる。
外国からの観光客も多い。
数分おきに低いエンジン音が響き、フェラーリやランボルギーニが通る。

道の向こうに人だかりがあった。
何か行われているようだ。
遠くからラッパを吹く音が聞こえてきた。

Mrs.COLKIDが言った。
「あら、社会鍋をやっているのかしら」
ビックリしてMrs.COLKIDの顔を見た。
「しゃ・・社会鍋!?」

違う。
あれは結婚式だ。
トランペットの生演奏とともに、カフェの横を通って、新郎新婦が通りに出てくるのだ。
見物人も含めて、皆で祝福するという上手い演出である。

それにしても、社会鍋とは・・・
年齢がわかる勘違いだ。
いや、僕の年齢でも、ちょっと思いつかない間違え方である。

社会鍋は救世軍の行う街頭募金のことだ。
実は僕たち夫婦は、以前けっこうな金額を寄付したことがある。
英国で行われたチャリティーオークションで、ある1点もののテディベアを落札して、そのお金が救世軍に寄付されたのだ。
現地の新聞に、ある日本人によって落札されたと載った。

だから、まあラッパの音を社会鍋と勘違いしても、特別に許されるだろう(笑)
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