年末の週末


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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午前中は出社。
新しい商品のパッケージを考えた。
デザイナーから送られた案を印刷し、商品を袋に詰めたりしてみた。

そんな中、長くかかったが、海外から荷物が届いた。
クリスマスまで輸送が停滞していたが、以降は急にスムースに動き出した。
荷物の追跡画面も、急に更新されるようになった。
実はもうひとつ輸送中のものがあって、それも近く届きそうだ。

午後は一度家に戻り、それからタクシーで墓参りに行った。
一年の報告である。
これを忘れてはいけない。
お寺は静かであったが、他にも数組の家族が来ていた。
同じことを考えてのことだろう。



レッドウイングの1907。
甲革はカッパー・ラフ&タフというヴィンテージ加工を施したオイルレザー。
ソールはトラクション・トレッド。
サイズは7-1/2D。

実はB品である。
何らかの理由ではじかれた製品だ。
アメ横で非常に安く売っているのをみつけて、思わず買ってしまった。
前からこのモデルが欲しいと思っていたのだ。

よく見ると、かかとの内側部分に引っ掛けたような傷があった。
どこかで落として、ゴツッと硬いものにぶつけたのだろう。
5ミリくらい、表面の革がめくれている。

まあ確かにこれでは通常品としては売れないだろうが、どうせ一回使えば傷だらけになるし、気にしないことにした。
そもそも最初からエージングの進んだ雰囲気を、意図的に表現してある革である。
あちこち傷だらけなのだから、少々ぶつけた痕跡があっても目立たない。
めくれた部分は、指でゴシゴシ擦って戻しておいた(笑)

価格が安かったので、本物かどうかも気になったのだが、お店はレッドウイングの正規代理店で、間違いなく本物だから安心してくれという。
正規でB品を扱うお店はあまりないそうだが、何分アメリカ製ということで、どうしてもこういうのが出てしまうのだろう。
僕のサイズを言うと、奥からあっさり出してきたので、けっこうB品の在庫が揃っているようだ(笑)

B品の証として、タンの部分にパンチで小さな穴が開けられている。
これは少々がっかりであるが、仕方あるまい。
またノーマル品に付属している皮製の靴紐もつけられていなかった。
このブラウンの靴紐も、よく合っていて不満は無い。

レッドウイングの新品というのは、何ともカッコ悪いものだ。
ピカピカに新しいと、まるで新入生みたいに見えてしまうのだ。
そのため以前紹介したオロラセットの404も、何とか貫禄をつけようと、何度もミンクオイルを与えたりしている。
あちらは最近やっと色が落ち着いてきた。

その点この1907は、最初から使い古したように見えて、なかなかいい。
白いソールの部分が、妙に新しく見えてしまうのが気になったが、いざ履いてみると、それほど目立たないことがわかった。
黒いものに交換しようかと考えていたが、その必要はなさそうだ。

履いて歩いてみると、少しサイズが小さいことに気づいた。
幅が狭いばかりでなく、前後も窮屈で、踵に圧迫感がある。
靴擦れにならないように、気をつけながら恐る々々歩いた。
早く革を伸ばしてしまおうと、意識してしゃがんだりして、靴に圧力をかけている。
ヴィンテージ加工されているので、少々痛めつけてシワをつけても、気にならないのがいい(笑)

何度か人から褒められたので、見た目もなかなかいいようだ。
レッドウイングとしての王道から外れているかもしれないが、特別だわりがないなら、最初から人工的にヴィンテージ感をつけたこのモデルは、いい選択かもしれない。
そもそもレッドウイング自体が高級品というわけではないので、あえて安いB品を選んで荒っぽく履くのも面白い。


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