壁のカエル


SIGMA DP2 Merrill + Close-up Lens AML-2

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工場の壁に、アマガエルがやっと上ってきた。
今年は来ない・・とみなが心配していた。
まだ一匹か二匹であるが、夜になるとどこからか出てきて、上の方へと上っていく。

先日まで、庭の草むらを歩くと、小さいカエルばかりがピョンピョンと跳ねていた。
異常気象なのか、例年と比べて成長が遅いようだ。
あの大きさでは、建物の壁まで遠征は出来ないようで、草の中をうろうろと歩き回るばかりだ。

それが秋も近付いた今頃になり、やっと壁の方に上ってきた。
さすがにここまで来るのは、けっこう立派な体格である。

しばらくこの場所を独占できることもあり、朝になるとひときわ大きくなったように見える。
灯りに集まってきた小さい虫を、壁伝いに移動しながら食べているのだ。
こうして体力をつけた個体だけが、来年まで生き延びることが出来るのだろう。

節電で暗くしてあるので、虫の集まりはよくない。
少しサービスしてやろうと、室内から外灯を点けてやった。
すると突然の点灯に肝を潰したカエルが、壁の上の方から落下してしまった。
まだ精神面では未熟者のようだ(笑)

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