重いもの


D3X + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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山をハイキングする時は、ボディは1台、レンズは3本に絞った。
しかし三脚は、ある程度の性能のものを持っていかざるを得ない。

小さい2型にしようか・・とも思ったが、D3クラスのボディには、性能的にちょっと心許ない。
実は2型を選ぶ理由はあまりないのだ。
というのも、3型だと重いセンターポールを外してヘッドをフレームに直結することが出来るので、ヘッドに軽めのものを選んで減量の工夫をすると、重量は2型と変わらなくなる。(ブルジンスキーなどは最初から3型のフレームの輪っかにすっぽり収まるように作られている)
性能面では2型と3型ではかなりの差があるので、どう考えても3型を選んだ方が得だ。
ただ脚をたたんだ時の3型の胴回りにはけっこうなものがあり、それを抱えて持ち歩くことを考えると、2型より疲労が大きいことは否めない。

何年か前、やはりハイキングのために日光を電車で訪れた時、バスの中で右手にヒョイと三脚をぶら下げた高齢の男性を見かけた。
見ると使い古したジッツォの3型であった。
荷物はすべてリュックにまとめ、杖を持つように三脚だけを右手に引っ掛けて軽々と歩いていた。
それが実に様になっている。
がむしゃらになって大きな荷物を持っていた自分が馬鹿みたいに見えた。

その後、男性が三脚にハッセルを乗せて撮影しているのを、山の中で見かけた。
ベテランとはああいう人の事をいうのだろう。
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