クワガタ


D3X + Carl Zeiss Distagon T* 21mm F2.8 ZF

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山の中を歩いていたら、木の幹をクワガタが歩いているのを見つけた。
撮影しようと思い近寄ってみたが、こちらに気付いた様子で、慌てて幹の上を逃げ出した。
クワガタという虫は一見立派な姿をしているが、その割りに動きに落ち着きがなく、バタバタとせわしなく動き回る。
仕方ないので撮影はあきらめて逃がしてやった。

体が長めのスマートなクワガタであったが、あごはすんなりとのびている。
ノコギリクワガタでもミヤマクワガタでもない。
ノコギリにはあごがまっすぐな個体もいるが、それでもない。
あまり見たことの無い種類である。

僕の住んでいた地域はもっぱら平地だったので、山の方とは生きものの種類が少し違う。
子供の頃、埼玉に住んでいたことがあるが、そこで採れるクワガタといったら、ノコギリクワガタかコクワガタがほとんどで、稀にヒラタクワガタを見るくらいだった。
子供にとって昆虫は宝物だから、詳しい原色図鑑を買ってもらい、年中読んでいたため種類にも詳しくなった。
たまに山の方に旅行した時に捕れるミヤマクワガタなどは、まさに宝物であった。
ケースで大切に育てたが、あのクワガタは意外に弱くて長生きしなかった。

山の中で見たクワガタだが、家に帰って調べてみたら、どうもアカアシクワガタというやつらしい。
僕個人にとっては珍しい種類なので、子供の頃だったら興奮したことだろう。
地元の人にとっては、どこにでもいる虫に過ぎないのだろうが・・・
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