ときどき森へ・・・sora日和

~ by 小春 ~

本・佐藤多佳子 「しゃべれどもしゃべれども」

2012-05-01 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。だけどこれが困りもんばっかりで…胸がキュンとして、思わずグッときて、むくむく元気が出てくる。読み終えたらあなたもいい人になってる率100%。

 ほんと 「読み終えたらあなたもいい人になってる率100%。」 100%ではないけれどいつもより少しはいい人になっていると思う。

一門会がの日が近づいたある日、おばあちゃんに孫の晴れ姿を見に来るかと尋ねたら

「一期一会というんだよ」と、静かに言った。
「お茶の心だよ。同じお茶会というのは決してない、どの会も生涯にただ一度限りだという心得さ。その年、季節、顔ぶれ、それぞれの心模様、何もかもが違うんだよ。だからこそ、毎度毎度面倒な手順を踏んで同じことを繰り返し稽古するんだよ。ただ一度きりの、その場に臨むためにね」

で、演目の「茶の湯」という落語は失敬で嫌いだから、絶対に行かない。と・・・落語教室の面々はみんな来ましたね。いただいた花束はおばあちゃんがドライフラワーに。

落語教室の発表会は感動物。よかった、よかった。そして公園の喫茶店でもどうか?と誘ったら「お宅のお茶の間がいいわ」おばあちゃんと一緒に・・・

ほんわか、ほのぼの・・・で、これからどうなったんだろう?


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