Lee's Diary

ドラマが好き。
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龍馬伝 第20回 「収二郎、無念」 *感想*

2010-05-16 | 春ドラマ(2010)感想
軽妙な「勝鱗太郎のテーマ」が流れるなか 物事は見る立場によって まるで違ったものになってしまう 
という教えを 龍馬(福山雅治)に聞かせる 勝(武田鉄矢)の様子が印象的だった第20回。
「悪いのは吉田東洋か?」と問う勝に 「そうは思わんのです。」 と答え
「じゃあ 悪いのは武市先生か?」との問いには「違いますきに。」と答える龍馬。
勝は この龍馬の答えを使って さらに分かり易く 
立場によって人の考えは変わってくることを説いていたというのに
半平太(大森南朋)や収二郎(宮迫博之)が受けた仕打ちに 激しく憤る龍馬には ちょっと違和感。
幼馴染の悲運に嘆き悲しむ龍馬の気持ちは もちろんよく分かるのだけど
大殿様の立場から見れば あれは やむを得ない処置なのではないのかしらねぇ?などと思ってしまう。
横井小楠(山崎一)の言葉は かなりの暴言だったので(でも共感できるトコロもある。)
その言葉に衝撃を受けた龍馬が 収二郎の自害を知った時に 再びその言葉を思い出し 
人の命を軽んじる理不尽さに憤る気持ちもよく分かる。
それでは 考えが違うという理由から暗殺されてしまった 東洋の命はどうなるのだろう?
あれほど噛み砕いて説いていた勝の教えは 一体どこにいってしまったのだろう? 
第20回は ふと そんなことを考えてしまうような 
どこか龍馬にすんなりと共感することのできない展開のストーリーとなってしまっているように思う。 

もう一つ う~ん・・・と思ったことが 権平(杉本哲太)の勝塾授業参観と体験授業の様子。
権平さんが汗を流して訓練生と同じ練習プログラムをこなす様子を 
あんなに長く描かなくってもいいんじゃあないかしらねぇ・・・。
龍馬を土佐に連れ戻しに来た権平を阻止する 長次郎(大泉洋)の作戦だということは分かる。
土佐という離れた土地で 一体龍馬は何をやってるんだと気がかりだった権平が
身をもって体験することで 龍馬が目指しているものを知るという展開は面白いし
龍馬と権平の対面を不安げに見つめる長次郎の表情が可愛らしくって良かったけど・・・
いくら何でもあのシーンは長すぎな気が・・・。 
もちろん 「決して道半ばで命を落としたらいかん。」という権平の言葉は 感慨深いものだったのだけれど。 

久しぶりに登場の弥太郎(香川照之)さん。
結局 材木の仕入れ金は坂本家に用立ててもらっていたのねぇ。
そんな恩も忘れて ヌケヌケと材木を買えと坂本家にやってくる弥太郎の図々しさが笑える。
坂本家の女性陣に言われっぱなしの弥太郎も面白い。
そうそう 面白いといえば 喜勢(マイコ)もいい味を出してるなあ。
さすが弥太郎の嫁を務めるだけのことはある 一筋縄ではいかない雰囲気が面白い。

・・・そういえば 色々違和感を感じてしまったこともあって 肝心の収二郎の最期に触れていないわぁ。
収二郎最大の見せ場 宮迫さんの迫真の演技の見せドコロではあるけれど
ストーリー全体を漂う違和感の方に気持ちが向いてしまい 語るほどの印象を持つことができなかったのが残念。   

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