団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

サクラ・ウグイス・ツバメ

2024年03月28日 | Weblog

  23日24日25日26日と4日間続いた雨が27日突然朝から晴れ渡った。脚の痛みも軽減してきたので妻を駅に送った後、すぐ散歩に出た。

  24日日曜日、友人夫妻と我が家で桜の会を開くことにした。12時開始とした。1週間前天気予報と桜の開花予報それに去年の私の日記を参考にして日にちを決めた。私の予想は、大外れ。24日、天気は雨、桜の開花は、0.1%未満。それでも友人たちとの久しぶりの再会で会は盛り上がった。去年、クリスマスに友人たち招いて、七面鳥を調理しようと思っていたが、22日に私の母が急に亡くなって会を取りやめていた。七面鳥は冷凍庫に入れたままになっていた。これ以上そのままにしておけないので、桜の会で七面鳥を料理することにした。冷凍の七面鳥の解凍は、3日以上かかった。七面鳥のお腹には、レバー・砂ぎも・栗・タマネギ・食パンを味付けして詰めた。他には、アトランティックサーモンの半身をアランデュカスのレシピでマリネした。桜も天気も残念だったが、調理は大した失敗もなかった。4カ月も客人を招くことがなかったので、酒類も十分ストックされていた。

  桜の会に桜の開花は、間に合わなかった。でも27日朝から気温が上がって、天気も回復した。杖を持って散歩に出かけた。川沿いに桜並木がある。以前の洪水で桜並木の桜の木が8本流されてしまった。並木は、そこで途切れてしまった。法改正で、川の岸に樹木が植えられなくなった。川岸に樹木を植えると洪水で決壊しやすくなるそうだ。現在植えられている樹木は、枯れれば、替わりがないのだ。それを思うと今ある桜の木々が尚更いとおしくなる。

  橋の脇にある桜の木が、私のお気に入りだ。橋のたもとから川に向かって枝を垂らしている。陽当たりが良いせいか、並木の中で最も早く開花する。27日の朝もすでにその木のあちこちで花が開いていた。「ホーホッキョ」「ホケキョ」 耳を疑った。ウグイス!そんな馬鹿な。いくら桜が咲き始めとはいえ、ウグイスまでその桜の木でなく訳ないでしょう。できすぎ。桜の木にメジロがとまって花をついばんでいるのを見たことはある。このメジロ体がウグイス色なので、ウグイスと間違えられやすい。私はやっとこの頃見分けがつけられるようになった。目を凝らして、桜の木の中にウグイスの姿を見つけようとした。いました。ウグイスは、ウグイス色ではない。驚いたことに木には、ウグイスだけでなくスズメもいた。カメラを取り出してウグイスの写真を撮ろうとする。杖がジャマ。橋の欄干に立てかける。足が杖に接触して杖が倒れる。拾う。カメラを構える。望遠を使う。目が望遠の縮尺に着いていけない。モニターはモヤ状態。やっと焦点が定まる。ウグイスはどこにもいない。失意でその場を離れた。

  去年、たくさんのツバメがやって来たボーリング場の近くに来た。何だか軒先が騒がしい。と思った瞬間、ツバメ。1羽、2羽、3,4,5…。ツバメが今年もはるばるやって来た。嬉しくなった。ああ、もう1年経ったのか。いろいろあった1年。でも時間は、着実に前に進んでいる。1年が365日で地球が太陽の周りを1年かけて回っていることも、普段意識せずに生きている。難しいことは、横に置いて、自分の目の前だけの自然を見る。それが私には心地よい。

 サクラ・ウグイス・ツバメを同じ日に見られた。とても幸運な日だった。

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