昨夕、2年の聴解試験を終えてメインビルディング前を通っていた時に
雲間から夕日が出かかって神の啓示的ムードを感じました。
(太陽じゃなくて竜が飛び出して来たらどんなにいいだろう)と思いましたが、
願いは叶いませんでした。
今週は二学期最後の授業週で、来週から二週間、テストばかり続きます。
しかし、最後の授業時に試験をする科目も会話、聴解などいくつかあるので、
どっちつかずで落ち着きません。
3年生から「先生、今日の文学選読、授業ありますか」
と聞かれて、これ幸いと自習にしました。
実は、正確にいつ学期の授業を終えるかは、
つい一か月前の会議で決まったばかりです。
日本的に見てこの計画性のなさは、7年前中国に来たばかりの頃、
本当に髪の毛を逆立てて怒っていました。
しかし、もう、すっかり慣れました(笑)。
授業計画を緻密に立てるのも無駄ですので、
最後の週、多くの先生方は自習にしているのです。
私もそれに倣い、今日はのんびりと宿舎で昼ご飯を作りました。
アスパラとニラの素麺です。
ここのアスパラは非常に長い状態で売っています。
私は下の方はピーラーで皮をむいて全部使いますが、
全く問題なくおいしいです。
河南省の乾麺です。
太いのや細いのがあり、これは素麺に近い細さです。
素麺の上にニラ玉やアスパラの炒めたものを乗せ、生醤油をたらすと、
あら、あら、なんておいしい素麺なの(⋈◍>◡<◍)。✧♡
何を乗せてもいいのです。
↓この醤油がまた美味しいんですよ~。
煙台の特級濃口醬油です(中国には薄口醬油は存在しません)。
江西省南昌では美味しい醤油を探すのに苦労して、
結局香港の有名ブランドの高い醤油を買っていましたが、
山東省の味は、日本の味と共通しているところが大いにあり、
私はここで全く自然に暮らせています。
こちらは空梅雨で気温差の激しい毎日ですが、そろそろそうめんが登場するようになって来ました。
どうやら山梨と大して変わらない気温の所のようですね。
苛めは今の日本でも問題になっていますが、以前からずっとありましたよね。私も「引揚者」と言われたことがありますが、酷いものではありませんでした。
日本人特有の島国根性なのでしょうか、それとも自分と違うものを受け入れたくない性があるのでしょうか。
今の政権を選んだ国民は、でも、選ぶように仕向けてきた闇の勢力も見えるような気がします。「考えない国民」 孫を見ていますと、そうさせられた世代なのでは・・・と思います。
これから毎日、訪問できることが楽しみになりました。
よろしくお願いいたします。
写真の料理は、身近な野菜などを勝手に使って一応食べられるようにしたもので、「料理」と呼ぶのもためらわれる類のものです。サバイバル料理が私の得意とする分野です。
こきおばさんは引揚者だったんですか。実は、私の両親も1946年2月に4年間居た山東省から天津港ー佐世保経由で北海道の東の果て、斜里に這う這うの体で帰った引揚者です。生前母は「残留孤児だけじゃない、引揚者も陰口叩かれたりして苛められたさ。どうして苦労して帰って来た人間を苛めるのかね?」とブツブツ言っていました。逆に、山東省では別れるとき、村民たちは貧しい中から餞別やおやつを渡してくれ、「平和になったらまた来いよ~!」と言って送ってくれたそうです。
私が今、山東省にいるのはこの所為だけではありませんが、母から聞いた中国人の恩は、頭にいつもあります。
こきおばさんの引き上げのときのお話、ブログのどこかにお書きになっていらっしゃるでしょうか。是非読ませていただきたく思います。