毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中国の学生が読みたい日本の古典文学は( ^ω^)」No.3899

2020-06-20 23:34:07 | 反戦平和

  

コロナで世界中の学生たちは学校に行けず、困っていたと思います。

中国の大学では2月末からネット授業を開始し、

今はようやく期末試験にこぎ着けました。

3年生の「日本文学史」の試験の最後に、

「あなたが今学期日本文学史を勉強して、一番興味を持った作品はどれですか」

と聞いてみたところ、第一位は『源氏物語』でした。

(やっぱりね)と思いましたが、どうしてそれを選んだかの理由が

それぞれおもしろかったので、ここでいくつかご紹介しますね。

授業のやり方は、事前に資料をドバドバEメールで送り、

スカイプでその解説をするというものだったのですが、

その時々のwifiの調子の良しあしで聞きづらかったことも大いにあったはずです。

それにもかかわらず、ずっと4か月の間、

本当に熱心に一生懸命聞いてくれて

今振り返ればジーンときます。

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(王程程) 平安時代の『源氏物語』を読みたいです。ここの登場人物は愛情観と人生観においても高尚で、大衆化した人々のように低俗ではない。彼らは人のうわべをあまり気にかけないで、善良さ、強靱さ、優雅さ、やさしさなどの内在を見て、一人の魂のありかが重要です。表面を覆う偽りのマスクは彼らは見ないのです。この本はとても面白いはずです。

(薛念洁)『源氏物語』は平安時代の日本の姿を描いて、人間性と宮中の闘争を暴露して、当時の女性の権力を持たない地位と苦難の生活を反映しました。中国の古典文学「紅楼夢」に似ていると思います。

(邵紅)日本の平安時代の『源氏物語』です。作者の紫式部さんは本当に素晴らしいと思います。平安時代の文化生活と社会背景などを反映し、物の哀れの思想を作りました。『源氏物語』は男性権を中心とする社会の女性に対する圧迫を明らかにしました。封建時代の日本の女性の願望、苦しみ、悲しみなどを柔軟に書きました。だから、その物語を知りたいです

(殷雪珂)日本文学史の作品と言えば、やはり『源氏物語』を言わなければなりません。最初は先生の本棚から知ったのです。なんと美しい本だと思ったのが私の初めての印象です。本の紹介を見ても美しく、ロマンチックな恋の物語だと感じました。しかし、読んだ後、美しく、純粋な恋の代わりに、主人公の光源氏は浮気、倫理を知らないくず男だったことは、哀れなことです。私は『源氏物語』のせいで、長い間日本の文化に興味を失いました。ああ、やはり私このような作品が苦手です。今後、普通の作品から頑張ると決心しました。 

(董聖薇)私は清少納言の『枕草子』を読んでみたいです。私は清少納言の作品を読んだ後、彼女の作風が中国宋代の有名な女子詩人の李清照と似ていて、美しいと思います。清少納言本人の性格もさっぱりすると思います。だから彼女をもっと知りたいです。

(李蓮蓮)鎌倉時代の『徒然草』作者は吉田兼好です。作者は戦乱の悪い社会に生きて、人生の経験を積んだ。平和な社会を憧憬していた。この作品は無常観や人間思想を表現して、もし読めれば、自分はたくさんの道理を知って、今の平和な生活がもっと好きになると思う。(⁂これ、恐らく鴨長明の『方丈記』と勘違いしていると思います:ブルーハート) 

(薛梅婷)私は奈良時代の『風土記』を読みたいです。私は資料を読んだとき、(この作品はおもしろい伝説がありますね)と好奇心を持ちました。なお、『風土記』は日本の最初の地誌で、地理や各地の地名の起源や古老の伝承などについて書いてあるので、読んだら日本古代についてもっと知ることができると思います。

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コメント (2)
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