アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アカメガシワ(雌花)2 - 岡崎平野

2019-06-30 16:49:53 | みんなの花図鑑

アカメガシワの花ばかり探していると、いろんな花に出会います。
これは 花穂がずいぶん もふもふしているようではありませんか
(この画像は 上のほうのモフモフを コンデジで撮りました)




同じ株の下のほうの もふもふを 今度は一眼レフで。
(機種によって、色合いが違います)




雌花には白色の腺点と赤色の星状毛があり、子房には棘状の突起が多数ある。(植物雑学事典「アカメガシワ」5.雌花と果実)




雌しべの柱頭は3つに分かれ、個体によってあまり赤くならないものと、鮮やかな赤色になるものがある。(同上)





こちらは その あまり赤くならない雌株のほう。




アカメガシワ(雄花)2 - 岡崎平野

2019-06-30 16:41:53 | みんなの花図鑑

先ほど、ノウゼンカズラの投稿で 「落花すると、蜜がたれ周りを湿らすほど。その蜜にメジロや蜂が集まってくる。」という記事を引用しました。




その前の ネズミモチの花の投稿では「ヤブガラシのほうがお皿の上にあふれるほどの蜜を載せているので、チョウでなくても 蜜を吸うなら ヤブガラシのほうが効率的な気がします。」などと 嘯きました (^^ゞ





この アカメガシワ ですが、蜜はどこにどのくらいあるのでしょうか?
それを書いた記事が見つかりません。





「アカメガシワ 蜜」で検索すると、意外にも、花ではなく、「葉の蜜腺」という記事がいくつかヒットします。
いわく 「アカメガシワの葉には、蜜腺があり、よくアリが吸蜜に来訪している。葉の基部には、一対の明瞭な蜜腺があり、これが最も多量の蜜を分泌しているようである。... 花以外の蜜腺を花外蜜腺といい、アリが来訪してパトロールすることによって、ガの幼虫などから食害されることを防いでいると考えられている。」(植物雑学事典「アカメガシワ」6.花外蜜腺)





花も 虫媒花だから 蜜をもっていると思われるのですが、ヤブガラシのように蜜を入れるお皿は無いようです。
蜜は写せませんでしたが、小花の軸に 星状毛がくっきり?写っていました。ずいぶん大きいんですね




雄花は 花粉を放出し終えると ポキッと折れて皆 地面に落ちてゆきます。これは折れた雄花ですが、落下する際、クモの糸に引っかかってぶら下がっているものです。



ノウゼンカズラ - 堀内公園(安城市)

2019-06-30 10:29:52 | みんなの花図鑑
#堀内公園

コンデジの望遠側で、カズラの花数の多い順に。




ノウセン という名が面白い。
「古名は「ノウセウ(陵苕)」または「ノセウ」で、それが訛って「ノウゼン」となった」(wiki)




「「ノウセウ」については凌霄(りょうしょう)の朝鮮読み「ヌンソ」の訛りとする説もある。」(同上)




「漢名の凌霄花は「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名。」(同上)




「花は暖地では晩夏から秋にかけ大量に形成される。 落花すると、蜜がたれ周りを湿らすほど。その蜜にメジロや蜂が集まってくる。その蜜は毒性があるといわれるが、根拠のない俗説・風評である。」(同上)



シナサワグルミ - 堀内公園(安城市)

2019-06-30 10:07:12 | みんなの花図鑑
#堀内公園

堀内公園の木、本日3番目は 地味な シナサワグルミ。
「地味」ながらも、果実がぶら下がっているので、一年の中では 今が いちばん目にとまる時期かもしれません。




シナサワグルミ と名前を付けてますが、実は 公園管理者さんが付けた樹名板にはそう書いてありません。


シナサワグルミだって サワグルミの 一種だろうが?! とのたまうことなかれ (´v_v`)

サワグルミは日本の山野に自生するクルミです。シナサワグルミは 中国原産のクルミです。





では どこがちがうのかというと...
まず目につく果穂ですが、果穂は 遠く目には 良く似ています。
でも、このシナサワグルミのほうは 種子の回りにつく翼がやや細長く伸びています。ちょうどカエデの翼果に似ています。
サワグルミのほうは それに対して、翼は短く丸く...寸胴なのです。




決定的なちがいは、葉にあります。シナサワグルミには 葉軸(小葉と小葉の間の軸)に翼があります。サワグルミには これがないのです。




そう思って、池の畔の 並木になった 「サワグルミ」と樹名板のある木々の葉を観察すると、どの木にも 翼があるのです。
表から見ても...



ウラから見ても (´∀`)

公園管理者さんには 以前 訂正の要望をメールしたことがあるのですが、ボランティアの人がやってるらしく、機会が巡ってこないと 訂正作業できないとか 言われたことあります。それにしては 樹名板 新品になってますよね (´v_v`)



モクゲンジ - 堀内公園(安城市)

2019-06-30 09:23:37 | みんなの花図鑑
#堀内公園

堀内公園にも モクゲンジの高木があった! 今まで知らなかった。




黄色の花が咲いて ようやく気がついた。





木の陰から コンデジの望遠で見上げるように撮るのだが、花が小さいので、細部が撮れない。




それに、木の陰なので 雨上がりの藪蚊のすごいこと! 虫よけスプレーなどしない性分なので、噛まれるワ、かまれるは (T_T)
ところで、「モクゲンジ」の由来はなんだろう?

「奇妙な名前はムクロジが変化したもの」

「モクゲンジという名前は、ムクロジの中国名(木患子)を音読みした「モクカンシ」が転訛したもの。ムクロジと本種を混同したことに由来するという(諸説あり)。」
(以上、庭木図鑑 植木ペディア > モクゲンジ)





ゴンズイ - 堀内公園(安城市)

2019-06-30 08:52:21 | みんなの花図鑑
#堀内公園

木全体に赤い花が咲いたようです。
ここのゴンズイは 背が高いので、標準レンズでは 花や果実は写せません。





ゴンズイはミツバウツギ科。




果実の各部分は肉質で熟すると赤くなり、鎌形に曲がって反転し、太い条がある。(wiki)




何かコメントを書こうと思って「ゴンズイ」で検索すると、サカナのゴンズイがヒットする。

そうこうするうちに、以下の コメント、見っけ \(^o^)/
「名前の由来には諸説あるが、毒を持つナマズの仲間「ゴンズイ」と同様、役に立たないためとする説が有名。ただ実際には、魚のゴンズイは天ぷらにすることがあり、樹木のゴンズイは若菜を食べることがある」
(庭木図鑑 植木ペディア > ゴンズイ)



アガパンサス - 安城市JJ

2019-06-29 21:28:11 | みんなの花図鑑

群れるアガパンサス。




コンデジ 胸のポケットに入れて、堀内公園に シナサワグルミを観察に向かっていたのだが、とちゅう こんな花があちこちにあり、撮っているうちに 1時間過ぎてしまった。




群れているのもすごいが、単独のも やはりきれいだ。バックは稲田。




アガパンサスというのは 属名 Agapanthus のこと。
単に「アガパンサス」というと通常は Agapanthus africanus (ムラサキクンシラン)のこと(wiki 「アガパンサス属」)





日本には明治時代に入ってきました。1本の花茎から20~30輪の花を咲かせます。




セイヨウニンジンボク - 安城市KY

2019-06-29 20:00:15 | みんなの花図鑑

セイヨウニンジンボク(チェストツリー、学名:Vitex agnus-castus)はシソ科(旧分類ではクマツヅラ科)ハマゴウ属の植物(wiki)




樹高10m近くあるでしょうか。これほど大きくなったものは他では見たことありません。
とても涼しそうです。





原産地は南ヨーロッパから中央アジアである。ハーブとして用いられるほか、見た目が似ていることからコショウの代わりとしても使用されていた。(wiki)





段々に咲き上がっています。




アップにすると、シベが目立ちます。葯の色まで 青紫色です。





コムラサキ - 安城市TG

2019-06-29 11:01:47 | みんなの花図鑑

ムラサキシキブかと思いましたが、コムラサキです。




果実が実のってると分かりやすいのだけど、コムラサキのほうがびっしり生ってます。今は 分かりにくいです。




葉柄と花柄(花が集まった枝)の位置、2,3mm離れたところから出ているのが コムラサキ。ムラサキはもっと近い。




鋸歯が全周にあるのが ムラサキ、このように 半分ほどで終わってれば コムラサキ。




(再掲)葉柄と花柄(花が集まった枝)の位置




ナワシロイチゴ - 安城市SD

2019-06-29 08:01:14 | みんなの花図鑑

ネズミモチの花が咲くころは ナワシロイチゴが実る季節なんですねぇ




ナワシロイチゴ 「果実は集合果。... 6月頃に赤く熟し、食べられる。」(松江の花図鑑)
ネズミモチ 「花は6月頃に咲く。」(wiki)




ただし、毎年 自生地が減少している。
豊田安城自転車道のトンネル近くは 工事のため表土がごっそりはぎとられてしまったし、
去年見つけた たわわに実る用水路地点のナワシロイチゴ は 今年はきれいに刈り取られていました(T_T)




wiki には 「果実は食用になり、生食には向かないが、砂糖を加えてジャムにすると美味。」とあるが、そんなことはないですよ、生食しても十分美味しいですよ \(^o^)/