アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

9月終わる、らんまん終る、アオイ科つづく

2023-09-30 17:00:00 | みんなの花図鑑
きょうで9月も終わり、『らんまん』も終了しました。
しばらく「らんまんロス」 が続きそうですが ・・・(´∀`)
残暑はまだ続いてるし、コロナも終わってませんし、アオイ科だってまだ終わりませんよ !(^^)!


スイフヨウ

アオイ科フヨウ属
フヨウ(芙蓉、Hibiscus mutabilis)の数少ない園芸品種。



スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. versicolor)は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になります。酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたといわれています。





ローゼル

ローゼル (Roselle、Hibiscus sabdariffa)も、アオイ科フヨウ属の植物。
フヨウ属は もともとハイビスカス属なのです。



「萼と苞の肥大した部分は、酸味があって、生食できる。」(wiki 「ローゼル」)



「また、葉は野菜として、茎からは繊維として利用される。ミャンマーでは「チンバウン」とよばれ、葉を炒め物やスープにする。」(同上)



「ローゼルは、 花や果実(正確には肥大した萼と苞)をハーブティー、「ハイビスカス・ティー」に利用する。 ハイビスカス・ティーは赤く、クエン酸などの植物酸が豊富で酸味がある。」(同上)


「エジプトではカルカデー(كركديه)、メキシコでは冷やしたものをアグア・デ・ハマイカ(agua de jamaica)と呼ぶ。」(同上)


「他のハーブとブレンドされることも多く、特にローズヒップとのブレンドは互いの成分による相乗効果が期待される。」(同上)






ハナオクラ(トロロアオイ)

ちょっと前の撮影ですが、関連して参考までに。
アオイ科トロロアオイ属
学名 : Abelmoschus manihot



今は昔、始めて名前を教えてもらったとき「トロロアオイ」と教わったので、その後畑でよく似た花を栽培されているのを見て「トロロアオイですか?」とたずねたら 「いいえ、花オクラと言って花を食べるんです。よかったら花もっていかれますか?」と言われ、しばらく別物と思ってました "(-""-)"





アカバナワタ

今年、暑い最中に 時々見て、何という花だろうと気になったので、教えて!goo に質問して この名を教わりました。
教えて!goo 「高さ50cmくらいのアオイ科の花です」



アオイ科トロロアオイ属
学名 : Abelmoschus moschatus subsp. tuberosus



花後にできる綿毛がワタに似ているので、アカバナワタの名が付いたそうですが、ワタ属ではなくトロロアオイ属の植物です。



ある人いわく「シベは エビ天に似ている」









ハイビスカス・ロバツス

安城デンパークに行ったとき 花壇から逃げ出すように咲いていて、探したけど名板が無く、名前が判りません。
一見してアオイ科の花とは分かったのですが。。。
でも、帰ってから PCの Google Lens で検索して すぐ分かりました \(^o^)/

アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属
学名 : Hibiscus lobatus



「マダガスカル原産のハイビスカスの原種」(LOVEGREEN「ハイビスカス・ロバツスの育て方|植物図鑑」)


「一般的なハイビスカスと大きく違い這性で、伸びた茎の至る所から直径3cm前後の淡いピンクの花が6月~10月の長期間開花します。」(同上)



シベを見るとやはりハイビスカスの仲間です。














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アキノノゲシ - 綿毛もきれい

2023-09-29 16:00:00 | みんなの花図鑑
アキノノゲシ

アキノノゲシはキク科の中でも タンポポ亜科といって、頭花が筒状花を持たず すべて舌状花ばかりでできています。
だから何よ??



だから頭花の中央のツンツン伸びるシベ、このシベのひとつ一つが外側に伸びる一枚の花弁と繋がっているんですよ
だからなんです 花弁が平面的ではなく立体的にできているでしょ (^_-)-☆
花は相対的に大きいほうだから、雄しべ筒の中からめしべが花粉を身にまとって伸びている姿が観察しやすいです。(黄色いのが花粉)



タンポポと同じ舌状花だけのアキノノゲシも綿毛がきれいです。









タンポポ亜科の花は他にも、ニガナ、ブタナ、ジシバリ、オニタビラコ、ボロギクの仲間がそうです。




参考までに、同じ「アキノ」がつくキク科の花

アキノキリンソウ

2022-11月、彦左公園にて
アキノキリンソウ属というと セイタカアワダチソウが一番有名かな !(^^)!
よく似ていますね


同じキク科でもキク亜科の花なので、筒状花とそれを囲む舌状花の両方でできています。


筒状花には雄しべと雌しべがあり、舌状花のほうには雌しべのみがついています。




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ワレモコウ - 雄性先熟

2023-09-28 16:00:00 | みんなの花図鑑

安城デンパークのグラスウォークのワレモコウ。
林立する姿がいい雰囲気なので、それを撮ろうとするのですが、全くうまく撮れません。




学名は Sanguisorba officinalis
Sanguisorba は 、「Sanguis」(血)+「sorbere」(吸収する)から派生し、ワレモコウの根の部分にタンニンが含まれ、古くから止血効果のある薬として用いられていたことに由来します。




花穂の上から順に咲き下っていきます。これは咲きだしたところ。





花は4枚の暗赤紫色の萼片が、つぼ型の花弁のように連なってできていて、その中に4本の雄しべと1本の雌しべがあります。
上は 雄しべのほうにピントを合わせました。
下は 雄しべより短い雌しべの柱頭のほうにピントを合わせました。
三河の植物観察によるとワレモコウは「雄しべは4個、萼片より短く、花の外へは出ない。」とあります。
でも、写真の雄しべを見ると花弁(萼片)の外へ飛び出しているように思われます。
そうであればこれはナガボノアカワレモコウ(学名:Sanguisorba tenuifolia )ということになります。ただ、典型的なSanguisorba tenuifolia であれば「花糸の白色が目立つ」はずですが、それほど目立たないので、広義のワレモコウのままでいいような気がします。





雄性先熟で初め雄しべが花粉を出し、そのあと雌しべが成熟します。



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ツユクサ、マルバツユクサ、シマツユクサ - 侵略者

2023-09-27 16:00:00 | みんなの花図鑑
ツユクサは侵略者です。

ツユクサ

私たちが「ツユクサ」と呼んでいる昔からある在来のツユクサも畑の侵略者であることは他の外来種と同じです。
畑のツユクサを引っこ抜いてそのまま放置しておくと、節からふたたび根が出てきてゾンビのように蘇るのです。
学名: Commelina communis




花は茎のいちばん上に付きます。一番上の葉が編み笠風に折りたたまれていて(苞葉)その中から花が開花します。
ツユクサには 長さの違うおしべが3種類、合計6本あります。




一番短いギリシャ文字のπの字型をしたおしべは3個あります。
このおしべは不稔性で、花粉には生殖能力がありません。虫の餌になるために存在すると言われてます。



長い雄しべは2本あります。この長い2本が本来の稔性の花粉をもっています。
短い3個と 長い2個の中間の長さのおしべが1本あります。半稔性と言われてます。




上の画像には、最初の2枚の画像にはあった めしべ がありません。
編み笠風の苞葉の中には複数の花序があり、最初に開く花序は雌しべを持たない雄花になるようです。
(逆に、直立した花柄に咲く花は、花の咲き始めの時期では両性花が多く、のちに咲くものは雄花が多いとする説もあります。)






マルバツユクサ

在来のツユクサと比べると花は小型で色もやや褪せています。横で咲いているのはマメアサガオです。
学名: Commelina benghalensis




在来のツユクサよりも葉が幅広で縁が波打ってることが多いです。




ツユクサの仲間は昼近くなるとシベを丸めて店じまいを始めます。




長い雄しべ2本と雌しべが丸くなっています。こうして丸まって縮むとき自家受粉します。






シマツユクサ

私のブログでは「本邦初公開」の外来ツユクサです。
学名: Commelina diffusa




見つけたのは水田の畦から水がしみだしている場所で、葉は在来のツユクサそっくりなのに、花がとても小さいのです。



これは何というツユクサだろうと、掲示板にお伺いを立てたのですが、
はじめて見つけたときは11時過ぎで、花弁が萎れかけていたので、「もっと早い時間に花弁の様子が分かるものを撮ってきなさい」と言われ、8時半に撮ってきたものが ここから下に掲げる画像です。



チェックポイントは下側の花弁が上2つの花弁のように青いかどうかで、このように下側の花弁も青ければ、外来のシマツユクサか、同じく外来のカロライナツユクサだろう、というお話でした。




そして、シマツユクサとカロライナツユクサの識別点のひとつが 3種類あるおしべの中間の長さのおしべ(Y字形雄しべ)の色が、「シマツユクサは紺色(暗紫色)で、カロライナツユクサは白色」だという点。上の画像を見ると花糸は白ではなく水色ですから、カロライナツユクサではなくシマツユクサということになります。
シマツユクサ
「湿地に好んで生え、花がツユクサに比べて極端に小さく、花弁は明確に三枚視認できる。神奈川県内では帰化が確認された平成20年(2008)前後から地球温暖化の恩恵に乗っかってか急速に分布域を拡大させている国内外来種」
「川の水を引いている田んぼで茂れば水稲農家には迷惑なしつっこい水田雑草になる。」
「真夏の始めより終わりの時期に多く目にする。」
「全体的には蔓植物のように地面を這い、花が草むらなどから露出し日の目を見る程度に茎先端を立ち上げる。」
「各葉腋(ようえき)からも根を伸ばすため、もしかしたら刈払い機で茎をざくざく切断すればするほど逆に数を増やしてしまう悪名高き特定外来生物ナガエツルノゲイトウ(長柄蔓野鶏頭)方式を採用している可能性。」
(以上、mirusiru.jp「シマツユクサ」より抜粋引用)






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稲田を見下ろす曼珠沙華(ヒガンバナ)

2023-09-26 17:00:00 | みんなの花図鑑

私の家は愛知県の岡崎平野にありますが、岡崎平野といっても、地形的には洪積台地と沖積平野があります。
洪積台地と沖積平野の境には昔から人が住んでいました。
昔の沖積平野はよく氾濫があり、また水田は腰まで水位があったそうで、稲作をする人は最寄りの洪積台地のへりに住んで稲作にあたったと言われています。




その沖積平野の黄色くなってきた水稲を、洪積台地のへりのヒガンバナが見下ろしています。
洪積台地のへりの標高は17mくらいで、見下ろす水田の標高は14mくらいで、2~3mの標高差があります。




洪積台地の縁(へり)は、水田の水で冷やされた風が当たって気持ちがいいです。
そういえば、洪積台地の縁にそって湧水箇所がいくつもありました。
夏にはそこでスイカを冷やしたりしたものです。



赤いヒガンバナ(Lycoris radiata)の群れの中に 白い彼岸花(Lycoris albiflora)が一本混じっています。




白花曼珠沙華は、赤色の彼岸花と黄色の鍾馗水仙の自然交雑種といわれています。
赤の花と黄の花をかけ合わせた花の色が白くなることがあるのです。
別の表現をすれば、ヒガンバナのアルビノ といったところでしょうか。
白花の分布は、昔は九州など暖かい地域だけでしたが、今ではこのように東海地方でも見られるようになってきています。




ヒガンバナは(萼片と花弁の区別がなく)花被片は全部で6枚あります。
また、雄しべは6本、雌しべは1本伸びています。




シベの付け根には 蜜がありますが、ここのヒガンバナははっきりと確認できませんでした。

ヒガンバナ - 蜜はどこに?





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イポメア属とヒルガオ属の花散歩

2023-09-25 16:00:00 | みんなの花図鑑
まず、きのうと同じヒルガオ科のイポメア属(=サツマイモ属)より。
きのうは、イポメア属(Ipomoea)という名は「つるが絡み付いてよじ登る様子を芋虫に例えた」ものですから、属名を和名にするとき絡みついてよじ登らないサツマイモの名を当てるのはあまりふさわしくないのでは?ということをお話ししました。
ということで、極論すれば「サツマイモ属」ではなく「アサガオ属」くらいのほうが当たっている気がします。
第一、アサガオの花ならしょっちゅう見ることが出来ますが、サツマイモの花ってあまり見ないですよね (´∀`)


ノアサガオ

別名 宿根アサガオ、琉球アサガオ、イリオモテアサガオ、オーシャンブルーなど
葉はハート形なのが特徴です。



Ipomoea indica
種小名の indica は「インドの」の意。



子供のころ、夏休みの宿題で観察した一年草のアサガオと比べて格段に強健で、10数mもつるを伸ばします。






雄しべは5本、雌しべは1本です。



長さは 雌しべが一番長いようです。





アメリカアサガオ

学名は Ipomoea hederacea
種小名の hederacea は 「Hedera(キヅタ)に似た」という意味。
「日本には1950年ころから帰化し、各地で見られるようになったとされている。アサガオとの交配も可能。」(三河の植物観察)










雄しべは5本、雌しべは1本、これは先のノアサガオと同じです。
長さは 雌しべが一番短いようです。






以上、ヒルガオ科のイポメア属(サツマイモ属)より6種類シベの観察をしてきましたが、最後にヒルガオ科でもシベの異なるヒルガオ属をひとつ。


ヒルガオ

ヒルガオはヒルガオ科ヒルガオ属のつる性植物。
学名は Calystegia pubescens



属名の「Calystegia」は、ギリシャ語の「calyx(萼)+stege(蓋)」が語源です。 2枚の大きな苞葉が萼を覆っていることに由来します。
種小名の pubescens は「細軟毛のある」という意味らしいです。
(ちなみに pubicalyx は 「萼に細軟毛の」という意味のようです)



「雄しべは5本、花冠の上につき、やくは外向きで縦に裂ける。」(国立科学博物館・野の植物100選・夏の植物「ヒルガオ」)



「雌しべが雄しべより高くのびる長花柱花と、雄しべと同じ高さになる等花柱花があり、
花柱の先にはこぶだらけの2つに裂けた柱頭があるというのも重要な特徴だ。」(国立科学博物館・野の植物100選・夏の植物「ヒルガオ」)





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ヒルガオ科サツマイモ属の花散歩

2023-09-24 16:56:12 | みんなの花図鑑
きょうは ヒルガオ科サツマイモ属の花を、よく似たもの同士2組、都合4種類観察してみます。
最初はサツマイモ属と言っても小さなアサガオの仲間です。

ホシアサガオ

ホシアサガオの学名は Ipomoea triloba



背は高くなく、よくツユクサと同居しています。
属名の Ipomoea (イポメア)のことを 日本語では「サツマイモ属」と呼んでますが、
アサガオ、ヨルガオやルコウソウなどの園芸植物はみな 「イポメア(サツマイモ属)」だったのです。
属名の Ipomoea (イポメア)は ギリシャ語の ips(芋虫) + homoios(似ている)から、「芋虫に似た」 という意味で、つるが絡み付いてよじ登る様子を芋虫に例えた語源だったのです。なので、「イポメア属」の中でもツルが巻き付いてよじ登らないサツマイモ属と和訳するのは、知ってみれば、ちょっと違和感があります "(-""-)"




花は小さく、花冠を上から見ると5角形で星のように見えることから「ホシアサガオ」となりました。



よく似た花に、次に掲げるマメアサガオがありますが、マメアサガオは白色なので簡単に区別できます。


マメアサガオもホシアサガオも雌しべの柱頭は白いイボイボのついた球体で同じで、めしべだけを見ても区別できません。
ホシアサガオの雄しべの葯の色は白色なのに対し マメアサガオのほうは赤紫色が入っていて、ここがちがっています。




マメアサガオ

マメアサガオの学名は Ipomoea lacunosa


種小名のlacunosa は、「くぼみのある」というラテン語由来とのことですが、どの部分のことを言っているのか?よく分かりません。








雌しべの柱頭は ホシアサガオ同様イボイボのある白い球体ですが、
おしべの葯は赤紫色で ここがホシアサガオとちがっています。





2番目の似た者同士は 野草のマルバルコウと 園芸植物の ルコウソウです。
マルバルコウ

マルバルコウの学名は Ipomoea coccinea
「ルコウソウ属に分けられていたこともあるが、現在はサツマイモ属に分類されている。」(三河の植物観察)


種小名の coccineaは「緋紅色の」という意味で、coccinea と名前の付いた植物はたくさんあります。
マルバルコウのばあいは花冠の色から。







マルバルコウの雄しべの葯は白色です。ホシアサガオの葯と色はよく似ています。





ルコウソウ

ルコウソウの学名は Ipomoea quamoclit


マルバルコウソウを含め他のサツマイモ属とは葉が大きく異なります。
種小名の quamoclit はギリシャ語の 「kyamos(豆) + clitos(低い)」が語源。 豆の植物のようにつる性で伸び 背が低いことから。
園芸植物ですが、よく逃げ出して野生化しています。






こちらの葯の色は花弁と同じ緋紅色のようです。





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桃色ヒガンバナ - 幼稚園よこ

2023-09-23 16:00:00 | みんなの花図鑑

雨の合間に、近くの鹿乗川堤防までセイバンモロコシの花を撮りに行きました。
セイバンモロコシ



そしたら、先に道路法面に植わっているバイカラーのヒガンバナが目に付いちゃいました!(^^)!



あとで、Google Lens で検索すると 通販サイトの「桃色ヒガンバナ」というのが良くヒットするんですが、名前はよく分かりません。



ただ、安城デンパークにあるリコリスたちともちょっと系統が違うかな?と思ったので、夢中で撮っていました。
そしたら、背後から声が・・・



「上手に撮れるかのん??」
振り向くと私とどっこいどっこいのお年寄りが立っておられました。



「この彼岸花はわしがHCで買ってきて植えたやつで・・・」



「買ってきたときは もっといろんな種類があったんだけど」



「だんだん淘汰されて (あるいは 法面崩壊で流出して)いつのまにかこの一色だけになってしまった」



私 (何本か倒れているのを見て)「昨日の風で倒れたんですかねぇ?」



「それもあるけど、ときたま 幼稚園児がいたずらしていくからな(苦笑)」



それはもったいない。早くこの花の良さが分かるように成長してほしいですね (←私)





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イネ科、カヤツリグサ科

2023-09-21 16:00:00 | みんなの花図鑑
ケイヌビエ?

農道横の休耕地に繁茂していた、一見ムギみたいな雑草。
ムギではなくヒエの仲間です。



Google Lensで検索するとイヌビエといってきます。
有料アプリの PictureThis で検索してもやはり イヌビエと言ってきます。
イヌビエとは
「道ばたや田畑のあぜ道でよく見かける草である。花は緑色で小穂が一方にかたよってかたまってつき、やや下向きになっている。」(神戸の自然シリーズ9 神戸の野草「ケイヌビエ イヌビエ」.pdf)



小穂からツンツンでている針のような芒(のぎ)が目立ちます。
でも先ほど引用したpdf には「おしべは3本、めしべは1本からなり、小穂には、緑色または紫色の小さな芒(のぎ)がある。」(同上)とあり、芒が非常に長いとは書いていません。



他の文献を見ても「小穂は密につき卵形、長さ3〜4mm、通常紫褐色を帯び、短い芒と剛毛がある。芒は長さ1〜5mm。」(日本イネ科植物図譜)(松江の花図鑑「イヌビエ」より)
とあり、イヌビエの芒に関しては「短い」ようです。



さきほどのpdf のつづきに
「よく似たものにケイヌビエがある。イヌビエより大形で紫褐色または濃い緑色の長い芒(のぎ)があり、花穂が黒い毛でおおわれたように見えるので区別できる。小穂にも違いがある。」(同上)
また、他のサイトにも
「河川敷でもっとも多く見かけるは、写真にある小穂に長い角のような、芒(のぎ)の在るタイプで「ケイヌビエ」と呼ばれるタイプ」
という記述があります。
ケイヌビエのほうが近い気がします。

ケイヌビエの小穂(三河の植物観察「ケイヌビエ」より借用)
「イヌビエより全体に大きいことが多く、小穂の長さの4~5倍の長い芒が第1小花の護頴につき、暗紫褐色を帯びることが多い。」






イヌビエ

「ケ」のつかない「イヌビエ」はずっと前に投稿していました。(投稿日:2021-9-15)
以下、4枚 雨の日撮ったコンデジ画像です。



見ての通り、ツンツンした芒(のぎ)が無くて、まるで違いますねぇ



こちらなら だれもムギに似てるとは思わないでしょう "(-""-)"




後日デジイチでマクロ写真を撮ってきましたので、ご覧ください。







この穂はすでに収穫期のようで、手に取ると ボロボロ取れてきました。(自転車のサドルの上に置いたもの)





エゾムギ属(エリムス グラウカス)

これは 野草ではなく安城デンパークのグラスウォークに育っているイネ科です。
遠くから見てると雑草のイネ科そのものなのですが、、、



マクロレンズで覗いてみるとおしべ雌しべが色鮮やかです!(^^)!
名前ですが…
名板があり、そこには
「エリムス グラウカス
 Elymus glaucus
 イネ科
 アメリカ原産」
と書いてあります。




「エリムス グラウカス」でググっても私の以前書いた記事しか出て来ませんので、
属名の Elymus を検索すると、日本語では「イヌムギ属」と呼んでいるものらしいことが分かります。



小穂(しょうすい)から伸びている紫色をしたブラシ状の器官がめしべの柱頭です。


細い花糸にぶら下がっているオレンジ色のシリンダー状の器官がおしべの葯です。





(クシゲ)メヒシバ

「漢字では「雌日芝」と書き、日当たりの良いところに生えるため、日芝とついたのではないかと言われています。また雌と書いているように、雄日芝(オヒシバ)も存在します。こちらはメヒシバに比べて葉や穂が大きい見た目からオヒシバとつけられたようです。」(畑の雑草図鑑〜メヒシバ編〜)



拡大してみると 小穂から横に長い毛が出ているのが分かります。
「小穂の縁に長毛が櫛形に生えるものをクシゲメヒシバと変種扱いする説もあるが、分類しないのが一般的である。」(三河の植物観察「メヒシバ」)


以下、笑い話ですが…

あるとき、マルバツユクサを撮ってきて葉に付いている虫が気になりました。
これは なんだろ? アブラムシか? ウンカの一種かな?


Google Lens などを使って検索してみたのですが、なかなかぴったりなのが出て来ません。
そのまま投稿したら、フォローさせてもらっている林の子さんから
「「クシゲメヒシバ」でたぶんマルバツユクサの傍で茂っていたものの果実が零れたのでしょうね」
と教えてもらい、ずっこけました (^_-)-☆





タマガヤツリ

科はちがいますが、イネ科とカヤツリグサ科には共通点があります。
「イネ科とカヤツリグサ科は風媒花として進化し、そのため互いに似た点が多い。それは花が地味なこと、小穂を形成することなどである。」(Wikipedia「カヤツリグサ科」)



前身が虫媒花で、その後進化して風媒花になったなんてちょっと変わってますね
違いのほうは・・・
茎の断面は円形で中空。カヤツリグサ科の断面は三角形。





名前は花穂が球状で丸い形になることから。






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