アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオキ - 正法寺(安城市)

2019-12-31 10:02:27 | みんなの花図鑑

アオキの実がもう赤くなってました! 2-3月と言われてますから、ちと早いのでは。




ミズキ科の常緑低木。 アオキ(青木)の名は 葉も幹も枝も、一年中緑色をしていることから。




赤い果皮の中には 大きな半透明の種子が一個、 果肉はほとんどないらしいです。




雌雄異株で花期は3~4月。


アオキ(雄花・雌花)‐ 於大公園(東浦町)

マンリョウ - 正法寺(安城市)

2019-12-30 08:06:14 | みんなの花図鑑

赤い実の木シリーズ、きょうは 場所を変えて、お正月の縁起物、マンリョウ(万両)。




マンリョウとセンリョウはこの時期よく園芸センターに並びます。 どちらがマンリョウだったかな? 分からなくなったとき、簡単に 見分けるには 実が葉の上についていれば センリョウ、写真のように 葉の下についていれば マンリョウ、と覚えます。 なぜって? 千両は 万両より軽いから 葉の「上」、万両は重いから 葉の「下」 なんです!




マンリョウを ナンテンと混同される方がいますが、実をみても 葉を見ても 違いがあります。




そして、今回分かったこと。 マンリョウの実は 夕方 キラキラ輝きます (^_-)-☆




あと、ナンテンの実は硬くて 実の先の柱頭の名残りの突起が堅そうですが、 マンリョウの果実の先端の柱頭の名残りは ひも状なんですね。
大発見です \(^o^)/



カナメモチと・・ ‐ 愛知県緑化センター

2019-12-29 09:36:57 | みんなの花図鑑
カナメモチ

アキグミの近くに 非常に実付きのいい木がありました。




こんな風に 木本体を果実が覆ってしまうほどです。 全体は とても明るい感じです。




樹名板があったので、何という木だろうと 覗いてみたら、「カナメモチ」 とありました。




樹名板の解説には
「バラ科 カナメモチ属
分布= 本州~九州、 東~南アジア 春の赤い新葉が美しくよく生垣に用いられる」
とありました。




カナメモチが出たので、もうひとつ。

実習園に植わっていた木ですが(なので ?)、 樹名板がありません。
樹高は 4mくらいで、こんもりと茂っています。
何の木か お分かりになりますでしょうか??




サンゴジュかと思いましたけど、こんな柔らかそうな葉ではないし・・・




果実は こんなふうに 上を向いて(または横を向いて) 放射状に長い果柄を繰り出して 果実をつけています。やはり サンゴジュを思わせます。
わたしは 結局分からなかったので、このきなんのき掲示板に質問してみました。
いつもの回答者の方から
「オオカナメモチはどうでしょうか。」
と回答があり、白い花の咲くころの画像まで つけて回答もらいました。





樹の写真を撮っている時にも気が付いてはいたのですが、 果実のとなりに 必ずと言っていいほど 赤い新芽が顔を出しています。 これが 最大のヒントだったんですね (´∀`)

ベニカナメモチ(レッドロビン)という 生垣でよく見る若葉の赤い木がありますが、 あれは 上記2つ (カナメモチとオオカナメモチ) の雑種なんですよ
…って、後付けですけどね。
カナメモチとオオカナメモチ、 名前はよく似ているけれど、 ごっちゃにすることはないと思いましたぁ (´v_v`)




アキグミ - 愛知県緑化センター

2019-12-28 17:48:45 | みんなの花図鑑

一応、赤い木の実シリーズのつもりで、アキグミです。 モチノキ科みたいに、真っ赤ではないですが。




ここのアキグミは 背が低くて、おあつらえのところに 実がなっていてくれて 助かります (^^)/




それにしても、12月も終わりという時なのに、よく実がついています。 他にも 晩秋を過ぎるころが実のなるとき、の アキグミを知っていますが、アキグミ というより、フユグミといったほうが良いくらい (^_-)-☆




「グミの効用だが、ウォーキングがてら熟した数個のグミの実を口に含んで食べると甘酸っぱい、
すると唾液が自然と出てきて喉が潤ってくる。だから、この期間、持ち歩くペットボトルは一番小さめで十分。」
(gooブログ > 今年のグミの実・・野々池貯水池)
ホントにそうですね、 グミの実は 独特の渋さがあって、これがまたイイ。




ガマズミは 梅干しみたいだし、 サンシュユの実は 甘苦い(?)し… グミの実が 一番おいしい\(^o^)/



コトネアスター - 愛知県緑化センター

2019-12-28 10:36:17 | みんなの花図鑑

場所を変えれば、またぞろ出てくる 赤い実の木たち。 今日は 愛知県緑化センターでよく見る コトネアスター。




本館2階のベランダにも 群れて植わってますが、これは 日本庭園 休憩所の コトネアスター。




コトネアスターは バラ科。 別名、ベニシタン。
コトネアスターの仲間は、旧世界(アフロ・ユーラシア大陸)の北半球に約400種が分布する、落葉、または常緑の木本植物です。中国原産のベニシタンは、赤色の果実と枝が横に広がる樹形で、最も広く栽培されています (みんなの趣味の園芸 > コトネアスター > 基本情報)




枝が細く 横に伸びるので(ベニシタン種の 学名は Cotoneaster horizontalis です)、 ツル性植物のように見えることもあります。
果実は 同じバラ科の ピラカンサ とよく似ています。


ウメモドキ - 愛知県緑化センター

2019-12-27 17:59:32 | みんなの花図鑑

ふたたび赤い実に戻って... (^_-)-☆ まずは、愛知県緑化センターのウメモドキ。




本館前にも ウメモドキはあるが、 実習園の植木のウメモドキのほうが実がキレイだ。




ウメモドキはモチノキ科モチノキ属。 モチノキとか クロガネモチくらいの大きさの 赤い実がなる。




学名 : Ilex serrata
Ilex は モチノキ属。
serrata は 「鋸歯のある」という意味のようです。




モチノキ属の果実は みな赤く、 果実の先っぽに柱頭の名残りをつけているのが特徴のようです。


トウネズミモチ - 安城市Oo

2019-12-27 01:10:10 | みんなの花図鑑

赤い実特集もちょっと中休みで、 きょうは 黒い実。




トウネズミモチは モチがつくけど、モチノキ科でなく、 モクセイ科。 イボタノキや キンモクセイなどと同じ科です。




モクセイ科の果実は 皆このような黒い楕円の果実なんです。




ネズミモチと トウネズミモチ の区別は 葉を日に透かして見るのが一番わかりやすいと言われてます。 葉脈が透けて見えれば トウネズミモチ、でなければ ネズミモチ。




ネズミモチのほうは 学名 Ligustrum japonicum からも分かるように 日本固有種ですが、このトウネズミモチは 唐生まれです。



ナンテン - 愛知県緑化センター

2019-12-26 17:31:57 | みんなの花図鑑

赤い実を求めて?
きょうは 愛知県緑化センターへ行ってきました。 予報は雨でしたが、なんとか 降られずに 散歩できました。




ナンテンは センターの あちこちにあります。 すべて同じ品種ではないのでしょうけど、 どこも実付きがいいです。





中国原産。日本では西日本、四国、九州に自生しているが、古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされている。 (wiki)





「実南天」は秋の季語だそうですが、 実の重みで 垂れ下がっています。
途中で落下して 果柄だけ残っている枝があります。こういうのも、 ナンテンの実の特徴ですね





ロックガーデン近くのナンテンは 葉も赤い。
「ナンテンの葉が紅葉するかしないかは、植えてある場所や、植え方、また肥料分の多少に深く関係しています。それに、ナンテンの品種によっても異なります。」 (京都市都市緑化協会 > 緑の相談所 > 隣家のナンテン)



マサキ - 安城市JJ

2019-12-26 10:10:40 | みんなの花図鑑

実付きのよいマサキが夕日を浴びて 輝いています。




マサキは生垣などによく使われていますが、このマサキは 畑の端にポツンと植わっています。このあたりでは よくそういうマサキを見かけます。




マサキはニシキギ科で、先ほどの マユミ と同じ科の木です。 果実の割れ方も 4つに割れるので、よく似ているんですよ




ただし、同じ4裂するのでも、 マユミのほうは 殻が割れ、中から 種子が顔を出すのに対し・・・




こちらのマサキは、 種子が 殻を割って ぐにゅー っと出てくる、といった風で 違いがあります。


マユミ - 安城デンパーク

2019-12-26 09:35:13 | みんなの花図鑑

ずっと「赤い実」にこだわってきましたが、 そろそろ ネタ切れ (´∀`)
今日は 「白実」のマユミ です。




白実といっても、中の種子(の仮種皮)は ふつうに 赤いんですね






そして、こちらが ふつうの マユミ。




以下、 デンパークのホームページの記事より

マユミは別名「ヤマニシキギ」といい、ニシキギ同様に秋から見頃をむかえます。
マユミ(真弓)の名前は弓の材料として利用された事からついた名前とされています。
(安城産業文化公園デンパーク > 花のみどころ > マユミの実)



マユミは雌雄異株のため、雌木にしか実をつけません(雌木1本でも実はつきます)。 (同上)

最後の 「雌木1本でも実はつきます」 ← すごいコメントですね (@_@)