アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハナモモ - 岡崎市RG

2020-03-31 14:19:37 | みんなの花図鑑

寺院の裏山に こんな紅白のハナモモが (^^♪




白の花と紅の花と咲き分けてるのかと思ったら、 一つの花が赤白を織り交ぜてます。 ツバキで覚えた 絞り咲き という咲き方ですね




少し検索したら、 新宿御苑に 「源平咲き」というしだれ桃があり、 「赤、白、紅白絞りの花が入り混じって咲きます」。




で、このように枝垂れ咲きではない 株立ち源平咲きのハナモモを「立ち源平桃(咲き分け)」といって流通しているらしいと分かりました。
いや~ 「絞り咲き」って見事ですね \(^o^)/


ハナカイドウ - 岡崎市WT

2020-03-31 08:52:33 | みんなの花図鑑

へぇ~、可愛いものですね さるお屋敷で咲いてました (^^)/




別名 カイドウ。 バラ科 リンゴ属と聞いて 納得です (^^♪




よく使われるコメント ↓
「その花の美しさは、中国の唐の玄宗皇帝が酔って眠る楊貴妃をハナカイドウにたとえたように、昔から美人の代名詞として使われるほどです」(趣味の園芸「ハナカイドウの基本情報」)




「4月から5月の庭に新緑が目立ち始めるころに枝を埋めるようにして咲くピンク(淡紅色)の花が目に鮮やかです。」(同上)




曇天のため絞りが開放に近く、花に近づいて撮った絵はみんなピンボケ (ToT)
また今度行って もう少し開いた花を撮ってきたいです。


ユキヤナギ - 愛知県緑化センター

2020-03-30 22:38:33 | みんなの花図鑑

3月は各地のユキヤナギを鑑賞できましたが、やはりここが圧巻。




センターの日本庭園の回遊園路沿いに約200m、 ユキヤナギのプロムナードがあります。




3月26日の撮影です。




一緒に植えられてるソメイヨシノの花は 一分咲き? でした。




桜が咲くと、 ピンクと白のコントラストが見事です (^^)/


ミツマタ - 2つの場所で

2020-03-30 16:03:00 | みんなの花図鑑
2か所の ミツマタ をアップします。

ひとつめは 愛知県緑化センター。
標高が 112mと 岡崎平野より高いので、花はわずかに遅咲きの感じがしてます。




それでも3月も終わり、満開かわずかに過ぎてます。




これといった特徴はありませんが、 細長い花弁のように見えるのは 萼片です。




ミツマタの幹は 和紙の原料にします。 近くの旧小原村では 和紙の生産が盛んでした。 同地区の「和紙のふるさと」敷地内には おおよそ400本のミツマタが植わっているそうです。




もうひとつのミツマタは 岡崎市の旧農家の植栽です。

見事な株立ちでしょう(^^)/
(バックの赤は ボケの花です。)




ここは岡崎市の矢作川のすぐ近く、 標高も13mほどしかありません。
やはり豊田市よりは 花期は早いのでしょうか




ミツマタは 中国〜ヒマラヤ原産。




学名を Edgeworthia chrysantha といいます。
ネット上で 語源を記したサイトが見つからなかったので 少し調べてみたところ、
属名の Edgeworthia は 「イギリスの植物学者M.P.Edgeworth 夫妻の名に因む。」(語源事典)とありました。人名じゃ あまり記事にはならないですね (´・ω・)
種小名の chrysantha は 単数形「chrysanthus 黄色の花の,黄金色の花を着ける」(同上) とありました。

ベニバスモモ - 2か所の比較

2020-03-30 11:33:20 | みんなの花図鑑
こんどは 同じ花の、場所を変えての比較 です。

まず、 安城デンパークの ベニバスモモ です。 3月25日の撮影です。
同じアングルで撮った 満開時の花は こちら




安城デンパークにはたくさんのベニバスモモが植わっています。株により多少違いはありますが、 大部分、花の終わりの時期です。




花弁が全部落ちました。でも 雄しべはまだ残ってます。




名前の通りの 「紅葉(ベニバ)」 が出てきました(^^♪




つぎに、 愛知県緑化センターのベニバスモモです。

こちらは 花がやや少ないですが、ほぼ満開状態です。3月26日の撮影です。




ここの開花がデンパークより遅いのは 標高が少し高いせいでしょうか?




一部まだ花粉を放出してない花もあります。 ベニバスモモって 葯も紅色なんですね (^^)/





トサミズキとヒュウガミズキ ‐ 安城デンパーク

2020-03-30 10:26:34 | みんなの花図鑑
3月も終わりなので、トサミズキとヒュウガミズキの比較をもう一度やっておきます。
くどくてごめんなさいm(_ _)m
でもまだ勘違いしておられる方が見えるようなので・・・。

デンパークに トサミズキとヒュウガミズキが一緒に植わっている場所があります。両者を一度に比較するのが一番わかりやすいので、柵の中に入って 2つの花を並べて写してみました。左が トサ、 右が ヒュウガです。
トサミズキのほうは雄しべの花粉を入れた葯が赤いのが特徴です。
トサミズキの花序は 一つの花柄に小花が6つ7つと連なって咲きます : ヒュウガミズキはあまり連なってるようには見えません。




左: トサミズキ  右:ヒュウガミズキ
トサミズキのほうは長い2本の雌しべが突き出ています。 ヒュウガミズキのほうは 花弁より背が低く突き出てません。
花弁の形を比べると トサミズキのほうが楕円で ヒュウガミズキのほうがやや丸っぽいですか?




左: トサミズキ  右:ヒュウガミズキ
このトサミズキは 雌しべの2本の花柱があまり飛び出しているようには見えません。 そういうときは 雄しべの葯の色で区別するしかないですね。


それでは、これから 個別に 花をお見せします。 どちらの花か 当ててください (^^♪

これは 一つの花柄に小花が7つ8つとぶら下がっていますし、雄しべの葯が赤いので、まがうことなく トサミズキ ですね




横になってたって 前の特徴は変わりません (´・ω・) それに 雌しべの花柱も突き出しているから やはりトサミズキですね




葉っぱだけですが、この時期 こういう襞のある葉を伸ばしだすのは トサミズキ です。トサミズキのほうが 花期が早いです。




これは? 葯が赤くなく黄色だし、花が連なってついてません。 ヒュウガミズキですね


エンドウ、ソラマメ - 岡崎平野

2020-03-29 22:10:24 | みんなの花図鑑

エンドウは 「豌豆」と書く。 だから エンドウ豆とすると「豌豆豆」になってしまう。




原産地は エチオピアから中央アジア。 (藤田智 プランター菜園「基本のキホン!その11 エンドウ&ソラマメ」)




ウィキペディアには 「古代オリエント地方や地中海地方で麦作農耕の発祥とともに栽培化された豆で、原産地域であるフェルガナから漢に伝来した際に、フェルガナの中国名が大宛国であることから豌豆(えんどう=宛の豆)と名付けられたことが名の由来となっている。」
とあります。



「フェルガナ(Fergana)」 は ウズベキスタン共和国東部の都市だそうです。



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つぎは、ソラマメ。

原産地は エンドウと同じく 「地中海、西南アジア」。(wiki 「ソラマメ」)




「また、 大粒種はアルジェリア周辺、小粒種はカスピ海南岸が原産地であるとする二源説もある。イスラエルの新石器時代の遺跡からも出土している。」 (同上)




インゲンマメが普及する以前はソラマメは古代エジプトやギリシア、ローマにおいて食されていた。 (同上)




日本に伝わったのは、ソラマメが1200年以上昔なのに対し、エンドウは明治になってから。
しかし、広まったのはともに明治時代で、優良品種の導入をきっかけに多くの地域で食べられるようになりました。
(藤田智 プランター菜園「基本のキホン!その11 エンドウ&ソラマメ」)


アケビ - 矢作川(岡崎市)

2020-03-29 18:10:05 | みんなの花図鑑

アケビは雌雄異花。同じツルに 雌花と雄花が咲きます。




上が 雌花。 下が 雄花。 雌花のほうが数が少なく、その分 大きいです。




雌花です。花弁のような乳白色の3枚は 花被片です。
ツルは長い間にどんどん太くなって 木質化します。そういえば、アケビは「木通」って書くんでした (^^♪




チョコレート色の棒状のものが 雌しべで、 先っぽの濡れたねばねばしたところが柱頭です。
受粉すると、バナナみたいな部分(子房)が大きくなって 果実になります。
ただし、 アケビは 他の種の花粉をもらわないと結実しないと言います。




雄花です。小さいけれど 集団で花序を作っています。





アケビの小葉は 5枚で一組です。



ベニバナトキワマンサク - 安城デンパーク

2020-03-29 10:45:42 | みんなの花図鑑

デンパークに行くと、正面入口の両側の生垣のベニバナトキワマンサクが出迎えてくれます。




常緑ですが、その葉が隠れるほど マンサク科特有の花が咲いています。




学名は 学名:Loropetalum chinense
原産地は 「日本、中国南部~南アジア」




「花弁は4枚、雄しべも4本なのであるが、花が密集していてわかりにくい。花弁はリボン状で、マンサク属の特徴をよく示しているが、花の色からはマンサクの仲間とは思いつきにくい。」(岡山理大 植物雑学事典「ベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubra」)




デンパークの正面玄関両脇の生垣に咲く トキワマンサク。
ブヨ(*) が花に向かって飛んでいきます( 画面中央、上のほうです。 分かるかな? (^^)/)

(*) ブユ(蚋、蟆子、Black fly) 関東ではブヨ、関西ではブトとも呼ばれる