アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キキョウ - へきなんたんトピア

2019-06-13 20:15:34 | みんなの花図鑑

キキョウの花は<雄性先熟>といって ひとつの花の雄しべが成熟する時期と 雌しべが成熟する時期とがずれています。この写真は 雄性期のおわりで、雄性期には おしべが未成熟な雌しべに密着して 花粉を めしべの柱頭にこすり付けます。花粉をつけ終わった雄しべは へなへなと?横たわっています。
蜜を吸いに来たアブは なんとめしべの柱頭にまたがって蜜を吸います。こういう恰好で蜜を吸うので 自分の腹に めしべの花粉が付くという訳です。





雄性期が終わると、こんどは めしべが成長を始めます。
花粉まみれの柱頭からわずかに 花粉のついていない柱頭が顔を覗かせています。





雌しべの柱頭は 半分くらい 顔を出しました。




雌しべの柱頭は成熟して 5裂しました。花柱の下に膨らんだ子房が見えます。おしべは枯れて横たわっています。





おしべは 基盤からはがれて地面に落ちたようです。




ヤナギハナガサ - へきなんたんトピア

2019-06-13 17:40:29 | みんなの花図鑑

帰化植物のヤナギハナガサ。




アレチハナガサの仲間でヤナギハナガサも多く見る
ヤナギハナガサは別名サンジャクバーベナといわれ
観賞用に栽培されることがある (神戸の花と木「アレチハナガサ」)





アレチハナガサとは違った花穂の様子だ
ヤナギハナガサの花筒はすごく長い (同上)





学名: Verbena bonariensis
種小名の bonariensis は 「ブエノスアイレスの」。





属名の Verbena は 由来は不明だが,或種の神聖な(宗教上の)草本に対するラテン名。



ナンテン - 岡崎平野

2019-06-13 09:22:07 | みんなの花図鑑

雨のナンテンはむつかしい。つぼみや花が小さくて、水滴がよく分からないのだ。




ナンテンの花は 黄色い部分が目立つが、これは花弁ではなく おしべ。





花弁は 白くて、咲くとすぐ反り返って後退してしまうので、黄色いおしべが 花弁の役目も果たすことになる。





学名:Nandina domestika
種小名の domestika はラテン語ですが 、英語の domestic にあたり、「人家の近くにある、家庭的な」という意味です。
( 木になるはなし > ナンテン(南天))




属名の Nandina は 少し調べても 分かりませんでした。しつこく調べたところ、日本語の「南天(なんてん)」を学名にしたらしいということが分かってきました。(学名解説 属名 N
なんじゃいな~~~ (#^.^#)