まるみのあっちこっち巡り

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世界遺産 石見銀山遺跡とその文化的景観

2016-12-01 00:39:17 | 訪問した世界遺産



自然との共生で栄えたアジア初の産業遺産として
ユネスコの世界遺産に認定された石見銀山は、
島根県のほぼ中央にあり、その面積は529.17 ha。

石見銀山の開発は、1527年に本格的に始められ、
日本のシルバーラッシュが実現。
フランシスコ・ザビエルは、日本を「銀の島」と紹介。
世界も認める産銀国に成長していきました。







鉱山を地中深く掘るには、高度な知識と技術が不可欠で、
多岐にわたる学問と優れた技術が開発を支え、
17世紀には、世界の算出銀の3分の1を占めましたが、
17世紀後半には産出量が激減、1923年に閉山しました。







かつて鉱山町は、柵で囲まれて、
出入りする人や物質を管理していました。

銀の生産活動、生活や流通、信仰にまつわる
遺跡や遺物が、完全な形で残されており、
「間歩」と呼ばれる坑道もその一つになります。







羅漢寺五百羅漢は、銀山で亡くなった人を供養するため、
岩盤斜面の3つの石窟に羅漢像を安置しています。







石見銀山に隣接する大森地区、川沿いの谷間に連なる
全長2.8㎞の街並みは、代官所、武家屋敷、町家、
社寺が混在、重要伝統的建造物群保存地区でもあり、
江戸の名残をとどめています。

世界文化遺産 2007年登録

日本

訪問日 2009.5.3


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