まるみのあっちこっち巡り

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にっぽん丸GW日本一周クルーズ 第69回松前さくらまつり

2017-01-15 00:31:42 | 2016にっぽん丸 GW日本一周クルーズ


250種1万本の桜が私達を出迎えてくれた
「第69回松前さくらまつり」は、
4月29日~5月20日まで松前公園で開催。

沖縄の桜祭りは、1月に始まりますから
国内で桜祭りが開催されている期間は
場所は違いますが、意外にも長いと言えるのかも。

北海道の春を彩る桜、街がさくら色に染まる松前です。







北海道有数のサクラの名所として名高い松前町の
桜は種類も多く、1カ月以上に渡り楽しめるようです。

現地ガイドさんの写真や資料を拝見しながら
一行は桜見物をすることができました。







満開だったのは「血脈桜(けちみゃくざくら)」
松前に桜前線が到達するとともに開花することから、
「マツマエハヤザキ」という品種名で呼ばれています。

八重咲きの花はあでやかですが、
咲き始めは淡い紅色だった花の中央部が時間の経過とともに、
紅色へと染まる「移り紅」という性質を持っているとか。

現在松前町に植えられているサクラの多くが、
この血脈桜を親木にした系譜に連なるそうです。







桜はもちろんのことですが、GWの北海道は
春の花が一気に咲いて花の競演を楽しめるのです。







光善寺白八重桜です。

1533年創建、浄土宗の寺院である光善寺には、
樹齢300年ともいわれる南殿の名木・血脈桜の
「乙女と血脈」という伝説があることで知られています。

源義経北行伝説にまつわる義経山の碑もあります。











蝦夷霞桜も満開のようです。

霞桜は日本各地に広範囲に自生していますが、
龍雲院境内にある蝦夷霞桜は、植物分類学者の館脇操博士が、
特にこの古木に「エゾカスミザクラ」と命名、
国指定重要文化財です。

龍雲院は1625年創建、戊辰戦争で焼かれずに残った唯一の寺。







「花守」の手による松前生まれの桜はおよそ100種、
ここでしか見ることのできない品種もあり、
その説明を聞きながらの充実した散策となりました。







次はフリータイムです。
松前城を見学することにしましょうか。

北海道松前郡松前町

2016.5.5
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