杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

アステロイド・シティ

2024年03月02日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2023年9月1日公開 アメリカ 104分 G

時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。
子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー──それぞれが複雑な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人出現の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てる。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は──!?(公式HPより)


ウェス・アンダーソン監督が、砂漠の街に宇宙人が到来したことから巻き起こる大騒動を独特の世界観で描いたコメディ。(映画.comより)

アメリカ南西部、人口87人の“架空の町”アステロイド・シティが舞台です。赤茶けた岩山やサボテンが点在する荒野が広がる中、隕石が落下してできたクレーターが唯一の観光名所という町は、舞台の書き割りの絵のようでいかにも架空っぽさを醸し出しています。町の郊外では核実験が頻繁に行われていてキノコ雲も登場し、1950年代のアメリカとソビエト連邦が核開発競争を繰り広げていた冷戦時代を思わせます。

緑色の宇宙船から降りて来る宇宙人はグロテスクなETというよりどこか人間臭さがあって可愛くも見えました。
 
天才的な発明を成し遂げた子どもたちを表彰する科学賞のセレモニーに招かれた5家族。戦場カメラマンのオギー(ジェイソン・シュワルツマン)は息子と3人の娘を連れてモーテルに泊まっています。向かいにはシングルマザーで(マリリン・モンローを連想させる)有名女優のミッジ(スカーレット・ヨハンソン)がいました。妻を亡くしたオギーとミッジの出会いです。
オギーが子供たちに妻の死を伝えられていなかったのも、彼が妻の死を受け入れられていなかったからと思われます。義父のスタンリー(トム・ハンクス)は退役軍人で、孫たちは愛しているけれどオギーにはあまり好意を抱いていない様子。彼もまた娘の死を受け入れられていないようです。

冒頭や途中途中でTV番組のホスト(ブライアン・クランストン)がアステロイド・シティは番組のために制作された架空のドラマだと語ります。基本的には劇中劇はカラー、メイキングは白黒で表現されています。
その中で、劇作家(エドワード・ノートン)が突然亡くなる事態となり、オギーを演じている役者が物語と自分を重ねて自暴自棄になり、トースターに手を乗せる突飛な行動をしてしまいます。
演出家に悩みを相談して説得されますが納得できずに外の空気を吸いに出た彼は妻役の女優(マーゴット・ロビー)と出会って会話したことにより最後まで演じようと決心します。

宇宙人が現れたことで、政府はこの町を閉鎖し情報を漏らさないようにします。しかし天才児たちが情報を世界に発信してしまったことで軟禁は解かれるという展開です。宇宙人がなぜ隕石を持ち帰り再び返したのかなど、よくわからない点もあるけれど、そもそもこの話の展開自体が難解なんだよな~😞 
「アステロイド・シティ」でオギーが目を覚ますと、滞在していた人々の殆どが町を去っていて、オギーたちも町を出ようとします。その際娘たちが埋めた妻の遺骨を再び持ち出そうとして娘たちに反対されますが、このエピソードもよくわからなかった😓 彼らが町にやってきた時に訪れたダイナーで食事をするシーンで終わります。

途中何度か寝落ちしながら最後までなんとか視聴しましたが、難解な作品は苦手だ~!
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