杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険

2024年03月30日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2024年3月8日公開 オーストラリア 98分

かつて統合されていた地上と地下はある出来事で分断されてしまった。その後、地下にはシュラウドと呼ばれる邪悪な生き物が誕生した。シュラウドから平和を取り戻すため、王に選ばれたのが地上に住むピーター(サム・エヴァリンガム)だったのだ。センザンコウと呼ばれる地下の住民のグループに率いれられ、土地に光と平和も戻すために魔法の冒険を始めることに。しかし、シュラウドの手下が現れるなど思いもよらぬ出来事が次から次へと巻き起こる。(公式HPより)


ピーターと妹のベリティ(アリラ・ブラウン)は両親に連れられて父がかつて暮らしたことのあるという古い家にやってきます。古いというよりどう見てもボロ屋敷😓 どうやら父親は事業に失敗して家を手放したようです。

ピーターは行動するための独特のルールを持っています。たとえば3つ数えるうちに出来たらOKとか😁 

妹を追って近所の骨董品店に入ったピーターが商品を過って落として買い取るのですが、そのパズルのピースのようなものがきっかけで妹と二人不思議な世界に迷い込むのです。

突然ベッドと共に地下に落ちた二人はセンザンコウに運ばれていきます。
このセンザンコウのキャラが可愛い😍 

彼らのリーダー曰く、5つのピースを集めて鍵を見つけ大時計の針を動かして二つに分かれた世界を一つにするという予言に出て来る王がピーターだと。
ベリティに半ば引きずられる形で渋々冒険の旅に出るピーター。案内役はプリング(ダリウス・ウィリアムズ)です。彼は歌で道を覚えているのですがどうみても下手くそな歌😓 

まずはピースの在処を示す本をGETした二人。謎掛けを解いてピースを入手すると次のピースへのヒントが白紙の本に文字が浮かび上がってくる仕掛けです。
途中ドラゴンっぽいキャラが助っ人に加わるのですが、その容貌と目つきが怪しいな~と思っていたら案の定な展開。彼がシュラウドでした。

ベリティもプリングも石にされてしまい絶体絶命のピーターの脳裏に自分で封印していた「事実」が浮かびます。
ここで、この物語が単なるファンタジーではなく、ピーターの心の闇が作り出した世界であることが判明するんですね😧 実は妹は・・・なかなり辛い真実でした。その真実と向き合う決意をしたピーターは見事に時計のねじを巻いて世界を修復します。それは彼が現実を受け入れる勇気を得たということでもあるのです。

冒険自体はどこぞの物語を焼き直したような感じで新鮮味はありませんが、ピーターが受けたトラウマの克服という意外性がありました。
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